ナ・リーグ優勝決定シリーズ開幕

　米大リーグ、ドジャースは13日（日本時間14日）、敵地でのブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ（NLCS）初戦を2-1で制した。佐々木朗希投手は9回に登板したものの、ポストシーズン（PS）初失点。精彩を欠いたが、チーム内外から信頼や擁護の声が上がった。

　8回1安打無失点の先発スネルから、9回のマウンドは佐々木に託された。

　2-0と2点リードで登板。先頭のダービンは三飛に打ち取ったが、コリンズに四球、代打・バウアーズに二塁打を浴び、1死二、三塁の大ピンチとなった。チョリオに中犠飛を浴びてPS初失点。その後、イエリチにも四球を与えて2死一、三塁となったところで降板した。

　代わったトライネンも2死満塁と追い詰められたが、何とか逃げ切った。

　先発で快投したスネルは、米放送局「TBS」のインタビューで「9回をどう感じていたか」と問われると、「僕はロウキを信頼している」と語った。

　チームメートが変わらぬ信頼を口にすれば、伝説の右腕は佐々木を擁護した。

　メジャー通算219勝で殿堂入りしているペドロ・マルティネス氏は、自身のXで「ササキは大丈夫だろう。もう少しボールの感覚を掴む必要があったかもしれないが、きっと大丈夫だ。リリーフは短い記憶を持つように教わる。感覚はさらに良くなっているだろう」とつづり、今後に期待を寄せていた。