松山英樹、首位に10差も「ビッグスコアが1回出せれば…」 14番チップインバーディーに大歓声
米男子ゴルフツアーのベイカレント・クラシック第2日が10日、神奈川・横浜CC(7315ヤード、パー71)で開催された。34位で出た松山英樹(LEXUS)は、5バーディー、2ボギーの68で回って、通算2アンダーとし、首位に10打差の28位に浮上した。昨年12月11日の開催発表会見にも出席し、「大会の顔」の位置付けにある日本のエースが、残り2日でチャージを狙う。

ベイカレント・クラシック第2日
米男子ゴルフツアーのベイカレント・クラシック第2日が10日、神奈川・横浜CC(7315ヤード、パー71)で開催された。34位で出た松山英樹(LEXUS)は、5バーディー、2ボギーの68で回って、通算2アンダーとし、首位に10打差の28位に浮上した。昨年12月11日の開催発表会見にも出席し、「大会の顔」の位置付けにある日本のエースが、残り2日でチャージを狙う。
最終9番パー4。松山が6メートルのバーディーパットを外すと、ギャラリーから大きなため息が漏れた。
「もっと伸ばしたかったですけど、まあ」
アテストを終えると、チャージできなかった悔しさを口にした。
2019年のZOZOチャンピオンシップから始まった日本での米ツアー大会(コロナ禍の20年は米国開催)。今年は新規のベイカレント・クラシックとなり、横浜開催となった。早朝から多くのギャラリーが集まり、その大半が松山の組についた。
その期待を感じる中、松山は11番パー4でドライバーショットを左に大きく曲げた。そこから、ショートカットのブッシュ越えショットでグリーン左まで運んだが、第3打のアプローチが寄らずにボギー。12番パー4では、フェアウェーから第2打をグリーン左のバンカーに入れるミスもあった。
なかなか「らしさ」が出ない中、14番パー4では、グリーン手前からピンまで10ヤードの第3打をチップイン。瞬間、ギャラリーから歓声が沸き、松山も手を挙げてそれに応えた。
「沸いてくれて、うれしかったですね」
そこから18番パー4までは、1ボギー、1パーで前半を35で折り返したが、後半は3バーディー。7番パー3でもスコアを伸ばしていただけに、9番パー4はバーディーで締めたかった。
「この横浜の難しさと感じるしかないですね。グリーン周りもそうです」
それでも、3つスコアを伸ばした68については「最低限は最低限ですけど」と言い、「とんでもないミスがたくさんあるので、そこをしっかりと、少しでもなくしていかないと上位には行けないと思います」と気を引き締めた。
首位とは10打差だが、「ビッグスコアが1回出せればだいぶ近づくと思うので、それに向けて準備したいなと思います」と言って、前を向いた。
今大会は日本人選手を含め、78人が出場。予選落ちはなく、賞金総額は800万ドル(約12億2000万円)。優勝者には144万ドル(約2億2000万円)が贈られる。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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