“鉄の拳”中野幹士が世界前哨戦「気持ちが高ぶっている」 天心VS拓真の興行でIBFフェザー級挑戦者決定戦…坪井&増田も参戦
ボクシングの帝拳ジムが9日、都内で会見を行い、11月24日に東京都江東区のTOYOTA ARENA TOKYOで行われるWBC世界バンタム級1位・那須川天心(帝拳)と同級2位・井上拓真(大橋)による同級王座決定戦の前座カードを発表した。東洋太平洋フェザー級王者・中野幹士、WBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・坪井智也、日本バンタム級王者の増田陸(いずれも帝拳)が登場する。

Amazon プライム・ビデオで生配信
ボクシングの帝拳ジムが9日、都内で会見を行い、11月24日に東京都江東区のTOYOTA ARENA TOKYOで行われるWBC世界バンタム級1位・那須川天心(帝拳)と同級2位・井上拓真(大橋)による同級王座決定戦の前座カードを発表した。東洋太平洋フェザー級王者・中野幹士、WBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・坪井智也、日本バンタム級王者の増田陸(いずれも帝拳)が登場する。
豪華なカードが決定した。那須川―井上戦のセミファイナルではIBF世界フェザー級7位の中野が同級挑戦者決定戦に臨む。同級5位ライース・アリーム(米国)と対戦。「鉄の拳」の異名を持つ中野は「世界タイトルまでの残りの試合数がはっきり見えたので、気持ちが高ぶっています」と意気込む。勝てば同級王者アンジェロ・レオ(米国)への挑戦権を得る。アリームとは今年5月、米ラスベガスで行われた井上尚弥(大橋)の世界戦と同じ興行で共演。中野は「自分の1試合前だったのでちらっと見た。ポイントを取るのが上手い選手という印象」と話し「中野なら世界が獲れると思ってもらえるような試合がしたい」と強調した。
プロデビュー3戦目の坪井はノンタイトルスーパーフライ級10回戦でWBC世界同級1位カルロス・クアドラス(メキシコ)と激突する。坪井は「スーパーフライ級が適正階級だと思っている。ここでどれだけ自分の力を見せられるか。とても強い選手と対戦することができるのでワクワクしている」と思いを口にした。対戦相手は元同級王者で6度防衛した強者だが「10ラウンド通して支配していく」と力強く語り、その上で「しっかりこの階級でチャンピオンになって全団体統一したい」と描いた。
6月に行われた前戦で衝撃の1回KO勝利を収めた増田はノンタイトルバンタム級10回戦で、WBC世界同級14位ホセ・カルデロン(メキシコ)と拳を交える。増田は「この試合が世界前哨戦になるようにしたい。自分自身と周りの方が納得できるように勝ちたい」と力を込める。増田は中野とともに、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のスパーリングパートナーを務めていた。「井上選手からスパーリングパートナーを頼まれること自体光栄なこと。その相手を務められたことが大きな自信になっている」と胸を張った。
戦績は30歳の中野が14勝(13KO)、35歳のアリームが22勝(12KO)1敗。29歳の坪井が2勝(1KO)、37歳のクアドラスが44勝(28KO)5敗1分。28歳の増田が8勝(8KO)1敗。カルデロンが14勝(6KO)2敗。
興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。チケットは10日午後6時からローソンチケット購入サイトで発売予定。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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