八村塁はNBAで活躍できるのか 米記者が「高く評価している」と挙げたポイントは?
米大学バスケットボール、ゴンザガ大の八村塁が6月のNBAドラフトにアーリーエントリーすることを自身のツイッターで正式表明した。カレッジ最優秀選手に贈られる「ネイスミス賞」の最終候補4人に選出されるなど、一気に評価を高め、ドラフトでも1巡目指名が確実視されている。
アーリーエントリーを正式表明した八村の米での本当の評価とは?
米大学バスケットボール、ゴンザガ大の八村塁が6月のNBAドラフトにアーリーエントリーすることを自身のツイッターで正式表明した。カレッジ最優秀選手に贈られる「ネイスミス賞」の最終候補4人に選出されるなど、一気に評価を高め、ドラフトでも1巡目指名が確実視されている。
次なるステージとなるNBAで活躍することができるのだろうか。現地識者がリアルな八村評を語ってくれた。3年次に開花した八村の才能を高く評価するのは米ヤフースポーツのバスケットボール担当、ジェフ・アイゼンバーグ記者だ。
「私は彼の多様性を高く評価している。ポストプレーでの得点力、中距離の決定力、そして、3ポイントのシュートレンジをしっかりと伸ばしている。マッチアップの場面でも余裕すら見せている。彼は多くのことを簡単に成し遂げられるようになった」
オフェンス面での多様性はNBAでも十分に通用するレベルにある一方で、課題も存在するという。
「彼のディフェンスはまだオフェンスのレベルに到達していない。だが、そこも成長していることは間違いない。なぜなら、優秀なディフェンダーになれるフィジカル的なツールは持ち合わせているのだから。いつの日か守備面も高いレベルに到達できるだろう」
選手個々のアスリート能力が一気に高まるNBAで果たしてディフェンダーとして通用するのか。そこには疑問符が付くという。
「それでも、今シーズンで最も伸びたのはディフェンスだと思う。彼はゴンザガのエースになって自信も身につけた。昨年はシックスマンや試合に応じてスタメンになる立場だった。それまでの2年間は語学の壁を乗り越えるためのものでもあった。コート上でようやく余裕を持って振る舞えるレベルまでたどり着いた。まだまだ伸び代はある」
同記者は最高の舞台でも成長していくと八村のさらなる進化を予想していた。