宇野昌磨、「3A-4T」に大国ロシア驚き 重鎮タラソワ氏も感銘「これは凄すぎるわ!」
フィギュアスケートの世界国別対抗戦(マリンメッセ福岡)男子フリーで宇野昌磨(トヨタ自動車)が3回転アクセル―4回転トウループという世界初の大技に挑戦した。実際の瞬間を米記者が動画付きで公開し、反響を呼んでいたが、ロシア重鎮タチアナ・タラソワ氏も「これは凄すぎるわ!」と感銘を受けている。
世界初の大技挑戦にロシア実況席も興奮「これはファンタスティックなこと」
フィギュアスケートの世界国別対抗戦(マリンメッセ福岡)男子フリーで宇野昌磨(トヨタ自動車)が3回転アクセル―4回転トウループという世界初の大技に挑戦した。実際の瞬間を米記者が動画付きで公開し、反響を呼んでいたが、ロシア重鎮タチアナ・タラソワ氏も「これは凄すぎるわ!」と感銘を受けている。
果敢に跳んだ。演技後半、宇野は前向きに踏み切り、まずは3回転アクセルを綺麗に着氷。続けて跳んだのは、4回転トウループだ。成功すれば、世界初の連続ジャンプ。軸が傾いて転倒し、成功こそならなかったが、果敢な挑戦に会場から拍手が沸き起こった。これにロシア国営放送の実況席も反応した。
実況が「このスケーターがやろうとしたことは、今まで誰もやったことがないものでした。これはファンタスティックなことでした。あまりうまくは行きませんでしたが、VTRの再生を待ちましょう。なぜなら、まだ信じられないからです」と驚きをもって伝えると、解説を務めたタラソワ氏も続いた。
「彼は3回転アクセルを跳んで着氷した後、2つ目のジャンプに3回転……ではなく4回転トウループ! 4回転トウループを跳んだのですね。これは初めて行われました」と話した上で「これは凄すぎるわ! 彼は世界記録を打ち立てたかったのです」と21歳のチャレンジに対し、興奮を抑え切れなかった。