パッキャオの「疑惑の判定」 “怒り”の波紋はスポーツ界に拡大「王座が盗まれた」
ブラッドリー戦の悪夢再び…NFL選手「こんなスコアはバカにしている」
アメフトNFLのグリーンベイ・パッカーズのQBアーロン・ロジャースはツイッターで激怒した。
「117-111だって? このジャッジは何の試合を見ていたんだ。ブラッドリー戦の悪夢再びだ」
「ボクシングはジョークだ。今夜またもや証明してしまった。こんなスコアカードはバカにしているだろ」
このようにつづり、2010年にスーパーボウルMVPに選出されたスターQBは憤懣やるかたない様子。パッキャオは2012年の世界ウェルター級タイトルマッチのティモシー・ブラッドリー戦で判定負けを喫したが、世紀の誤審試合と今回のホーン戦は合致すると、ロジャースは主張していた。
ブラッドリー戦では、ジャッジが1−2でブラッドリー勝利を告げると、会場には巨大なブーイングが鳴り響いた。試合の4日後にはWBOの国際ジャッジがビデオ検証を行い、参加した5人全員がパッキャオ勝利と判定。パッキャオは14年と16年にブラッドリーと再戦し、勝利を収めた経緯があった。