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井上尚弥に敗北の一因「日本に行くと…」 挑戦者の“失われた野心”を指摘「心地よく感じるんだ」

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は14日、名古屋市のIGアリーナでムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)に3-0の判定勝ち。「最大の強敵」と位置づけた相手を完封した。元世界2階級制覇王者のティモシー・ブラッドリー氏は、アフマダリエフの完敗は日本の環境も一因になったと指摘している。

アフマダリエフにパンチを放つ井上尚弥(右)【写真提供:Top Rank/NAOKI FUKUDA】
アフマダリエフにパンチを放つ井上尚弥(右)【写真提供:Top Rank/NAOKI FUKUDA】

アフマダリエフの敗因とは

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は14日、名古屋市のIGアリーナでムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)に3-0の判定勝ち。「最大の強敵」と位置づけた相手を完封した。元世界2階級制覇王者のティモシー・ブラッドリー氏は、アフマダリエフの完敗は日本の環境も一因になったと指摘している。

 2019年11月のノニト・ドネア第1戦以来、6年12戦ぶりの判定勝ち。久しぶりの12ラウンドだったが、内容は完勝だった。華麗なアウトボクシングで、アフマダリエフの強打を避けながらも要所で強打を浴びせる冷静な戦いぶり。スピードの差を見せつけ、全く隙を見せなかった。

 ブラッドリー氏は自身のYouTubeチャンネルで、アフマダリエフの敗因についてコメント。「別の国を訪れたとき、特に日本に行くと、そこの人々はとてもフレンドリーなんだ。とんでもなくな。歓迎されていると感じる。(自分が)彼らの一人のように感じるのさ。彼らがそのように感じさせるんだ」と日本人の歓迎ぶりを表現。さらにこう続けている。

「それが野望を失わせる。人々が笑顔で歓迎すると、心地よく感じるんだ。MJ(アフマダリエフ)に感じたのはそれだ。彼は心地よくなっていたんだ。試合に表れていただろう? 彼のパフォーマンスに緊迫感を感じなかった」

 日本という場所に居心地の良さを感じ、闘争心が気づかないうちに削がれたと考えているようだ。ブラッドリー氏は「MJは基本的にゆっくり冷静に試合を進める選手だが、イノウエ相手にはそんな時間ないんだよ!」と、先手を打って試合を進めるべきだったとも語っている。

(THE ANSWER編集部)


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