杉田祐一、「最高のテニス」で歴史的初V 遅咲きの28歳が「本気」の次なる“野望”
男子テニス世界ランク66位の杉田祐一(三菱電機)が、今年から新設されたアンタルヤ・オープン決勝で同62位のアドリアン・マナリノ(フランス)を6-1、7-6で撃破。松岡修造、錦織圭に続く、日本人男子シングルス史上3人目のATPワールドツアー制覇を達成した。杉田は快挙の原動力に意外なレジェンドの名前を挙げる一方、今季残りで「本気で狙いたい」目標を明かした。ATP公式サイトが伝えている。
松岡、錦織に続く日本人3人目のツアーV「本当に誇り」…原動力は「フェデラー」?
男子テニス世界ランク66位の杉田祐一(三菱電機)が、今年から新設されたアンタルヤ・オープン決勝で同62位のアドリアン・マナリノ(フランス)を6-1、7-6で撃破。松岡修造、錦織圭に続く、日本人男子シングルス史上3人目のATPワールドツアー制覇を達成した。杉田は快挙の原動力に意外なレジェンドの名前を挙げる一方、今季残りで「本気で狙いたい」目標を明かした。ATP公式サイトが伝えている。
遅咲きの28歳は1時間29分の死闘で、一気に「ユウイチ・スギタ」の名を世界に知らしめた。優勝の瞬間をATP公式中継サイト「テニスTV」は公式ツイッターで「アメージング」というコメントを添え、動画付きで速報。杉田は大の字になって芝にあおむけになって倒れ込み、両手で顔を押さえて、感極まった様子を見せていた。
「第1回優勝者にスポットライト ユウイチ・スギタ」と報じたATP公式サイトでは、シドニー国際のジレ・ミュラー(ルクセンブルク)、メンフィス・オープンのライアン・ハリソン(米国)、ハッサン2世グランプリのボルナ・コリッチ(クロアチア)に続く今季4人目のツアー初優勝選手に輝いたことを記述。さらに「彼は日本人としてシュウゾウ・マツオカ、ケイ・ニシコリに続くツアー史上3人目の優勝者となった」と伝えている。
記事では、杉田の喜びの声を一問一答形式で紹介している。
優勝すれば、日本人3人目のツアー優勝者になることを聞いていたという28歳は「これは最高です。自分は最高のテニスができました。今日のプレーには本当に誇りに思います」と喜びを表現した。
さらに、この優勝により世界ランキング50位以内が確実となったことを受け、今季の残りの目標を問われると、次なる“野望”を高らかに宣言した。