井上尚弥、PFPには我関せず「1、2、3、どこでもいいですよ」 直前クロフォード戦「いいイメージになった」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が15日、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との防衛戦から一夜明け、横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は3-0(118-110×2、117-111)の判定勝ち。「最大の強敵」を終始圧倒し、世界最多となる5度目の4団体同時防衛に成功した。パウンド・フォー・パウンド(PFP)については「どこでもいいですよ」とランキングにこだわらない姿勢を見せている。

大橋ジムで会見
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が15日、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との防衛戦から一夜明け、横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は3-0(118-110×2、117-111)の判定勝ち。「最大の強敵」を終始圧倒し、世界最多となる5度目の4団体同時防衛に成功した。パウンド・フォー・パウンド(PFP)については「どこでもいいですよ」とランキングにこだわらない姿勢を見せている。
井上は序盤からジャブ、ボディーストレートを放ちながらも、アフマダリエフの強打を避ける落ち着いた戦いぶり。4回にはワンツー、軽快なステップからの攻撃も披露。6回終盤、井上が強烈な左ボディ3連発。着実にダメージを与え、場内でも「尚弥コール」が起こった。9回には笑顔を見せる余裕もありスピードの差を見せつけた。最終12回まで全く隙を見せず、アフマダリエフを完封した。
過去最強と目された相手を圧倒したことで注目されるのが、パウンド・フォー・パウンド(全階級を通じた最強ランキング)の行方。現在、最も権威ある米リング誌発表のものではオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)に次ぐ2位となっている。
自身の試合の直前、13日(日本時間14日)に世界スーパーミドル級4団体タイトルマッチが米ラスベガスで行われた。同級4団体統一王者の“カネロ”ことサウル・アルバレス(メキシコ)を、WBA世界スーパーウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)が3-0(116-112、115-113×2)の判定で撃破。クロフォードは井上に次ぐリング誌PFP3位だが、これで順位が入れ替わる可能性もある。
ただ、井上は会見で「1、2、3、どこでもいいですよ」とこだわらない姿勢を見せた。クロフォードの戦い方が、アフマダリエフ戦の参考になったと明かす。「映像も見ていました」と即答し、「雑に攻めてくるカネロに対して、自分がやりたいボクシングをクロフォードがやっていて、いいイメージになった」と、大一番の戦い方を考える上で重要な要素となったようだ。
(THE ANSWER編集部)
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