井上尚弥、会見で「誰が衰えたって?」発言の真意明かす「ピーク過ぎただの、言われ放題なので」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が15日、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との防衛戦から一夜明け、横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は3-0(118-110×2、117-111)の判定勝ち。「最大の強敵」を終始圧倒し、世界最多となる5度目の4団体同時防衛に成功した。試合後、リング上で「誰が衰えたって?」と観客を煽る場面も。この発言について問われ、真意を語った。

大橋ジムで会見
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が15日、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との防衛戦から一夜明け、横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は3-0(118-110×2、117-111)の判定勝ち。「最大の強敵」を終始圧倒し、世界最多となる5度目の4団体同時防衛に成功した。試合後、リング上で「誰が衰えたって?」と観客を煽る場面も。この発言について問われ、真意を語った。
大橋ジムで会見した井上は「ひとまず、ひと安心です。この試合にかける思いが強かった。作戦通りでした」と完勝から一夜明けての思いを口にした。次戦は12月のサウジアラビアでの興行が予定されているが、「これからピカソの映像を見ながらどういう戦い方をするか作戦を立てて…」と発言。WBC同級1位のアラン・ピカソとの戦いを視野に入れていた。
アフマダリエフを下した後、リングインタビューでは「誰が衰えたって?」と観客を煽るようなマイクパフォーマンスも見せた。この場面について問われると「滑ってました?」と笑わせ、「数発ちょっと被弾するシーンがあったり、31戦やって2度のダウンがあり……それだけで衰えただの、ピーク過ぎただの、言われ放題なので」と思いを語った。
この試合のプロモーション映像でも「井上尚弥は衰えたな」「歳には勝てないかw」の文字が浮かび上がる演出があった。32歳。ネリ戦、カルデナス戦でダウンを喫したことで、そういった指摘も実際に見かけるようになった。そうしたネガティブな反応すら、自らを奮起させる一要素にして見せた。
ただ、「見せつけたいがためのあの試合ではない。アフマダリエフにしっかり勝つ、作戦通りの戦いだった。そういった意味でも、まだまだこれからだというのは魅せられた」ともコメント。最終12回まで全く隙を見せず、アフマダリエフを完封した試合に手応えを感じていた。
(THE ANSWER編集部)
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