30歳で女子ゴルフ初V、遅咲きの金澤志奈が涙あふれた理由 恩人を見て「こみ上げました」
国内女子ゴルフツアーのメジャー戦・ソニー日本女子プロ選手権最終日が14日、茨城・大洗GC(6840ヤード、パー72)で開催され、プロ8年目の金澤志奈(クレスコ)が悲願のツアー初優勝を飾った。3位で出て2バーディー、1ボギーの71で回って通算10アンダーで並んだ桑木志帆(大和ハウス工業)とのプレーオフ(PO)に進出。1ホール目でパーをセーブし、ボギーを打った桑木に勝利した。茨城・笠間市出身で、地元開催のメジャー戦を制覇。4日間、誰よりも声援を受けた30歳が、最高の笑顔と涙で喜びをかみしめた。

ソニー日本女子プロ選手権最終日
国内女子ゴルフツアーのメジャー戦・ソニー日本女子プロ選手権最終日が14日、茨城・大洗GC(6840ヤード、パー72)で開催され、プロ8年目の金澤志奈(クレスコ)が悲願のツアー初優勝を飾った。3位で出て2バーディー、1ボギーの71で回って通算10アンダーで並んだ桑木志帆(大和ハウス工業)とのプレーオフ(PO)に進出。1ホール目でパーをセーブし、ボギーを打った桑木に勝利した。茨城・笠間市出身で、地元開催のメジャー戦を制覇。4日間、誰よりも声援を受けた30歳が、最高の笑顔と涙で喜びをかみしめた。
残り50センチ。簡単に入れられる状況だったが、金澤はドキドキが止まらなかった。そして、息を吐いてストローク。勝利が決まるとニッコリと微笑み、大勢のギャラリーに向かって両手を挙げた。18ホール+POでしのぎを削った桑木とも笑顔でハグ。だが、グリーン脇にいた申ジエの姿が目に入ると、涙があふれ出した。
「毎日苦しい18ホールでしたし、緊張がほぐれたのもありました。勝ちたかったのに勝てなくて、『やっと勝てた』という思いがあって、ジエさんを見てこみ上げました」
くしくも5月のメジャー戦・ワールドレディスサロンパス杯では、申の優勝を金澤が見届けていた。「すごく大きな刺激をいただきました」。中学3年から国内女子ツアー1勝の金愛淑(キム・エースク)から指導を受け始め、申とも知り合った。2017年、22歳でプロテストに合格してからも慕い、オフはともに合宿をしている関係だ。
「最近はオーストラリアで合宿をして、体作りの大切さを学んでいます。トレーニングはウェイトが中心ですが、体力がついたことでやりたいスイングができるようになり、変なクセも出なくなりました」
今季はその効果がてき面。2位が2度、3位が2度で「どの試合でもいいから勝ちたい」という思いが募っていた。
「地元でこうして初優勝ができてうれしかったです。初日からすごい声援をいただき、力になりました。ボールを曲げてもラッキーなところにあることが多かったです。それも地元の応援があったからこそだと思います」
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