女子メジャーPO惜敗、桑木志帆は涙 男子16勝の73歳から金言「悔しい思いをいっぱいしなさい」
国内女子ゴルフツアーのメジャー戦・ソニー日本女子プロ選手権最終日が14日、茨城・大洗GC(6840ヤード、パー72)で開催された。首位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)は3バーディー、3ボギーの72で回って通算10アンダーとし、金澤志奈(クレスコ)とのプレーオフ(PO)に進出したが、1ホール目でボギーを打ってメジャー2勝目を逃した。終了後は涙を流し、この悔しさを糧にする思いを口にした。

ソニー日本女子プロ選手権最終日
国内女子ゴルフツアーのメジャー戦・ソニー日本女子プロ選手権最終日が14日、茨城・大洗GC(6840ヤード、パー72)で開催された。首位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)は3バーディー、3ボギーの72で回って通算10アンダーとし、金澤志奈(クレスコ)とのプレーオフ(PO)に進出したが、1ホール目でボギーを打ってメジャー2勝目を逃した。終了後は涙を流し、この悔しさを糧にする思いを口にした。
最終18番パー4で繰り返されるPOの1ホール目。桑木は第1打を左の深いラフに打ち込んだ。410ヤードのタフなホールで、第2打はフェアウェーに出すだけ。それでも、第3打をピン下1.5メートルにつける執念は見せた。しかし、パーパットはカップに触れながら右にそれた。
「いつも通りのタッチなら入っていたと思いますが、緊張した分だけ弱くなって(右に)切れました。悔しいです」
目に涙を浮かべながら、金澤とのマッチレースを振り返った。トラブル続きの5番パー4では8メートルのボギーパットを入れた。10番パー5を終えて金澤には3打リードを許したが、11番パー4でスコアを伸ばし、15番パー5では10メートルのバーディーパットを決め、このホールをボギーにした金澤をとらえた。
「結構ピンチだらけでしたが、そこを切り抜けて最後までメンタルを保ってできたことは成長だと思います」
勝てば、昨季最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ以来となるメジャー2勝目だった。だが、桑木は練習ラウンドの際に国内男子ツアー16勝の73歳・鈴木規夫から「悔しい思いをいっぱいしなさい」と言われたことを明かし、「これでまた強くなれると思うので頑張ります」と言って前を向いた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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