中飛で二塁から… 快足王の“6.8秒の神走塁”に米喝采「コイツを観るのは楽しい」
米大リーグで屈指の韋駄天が驚異の走塁を炸裂させた。中堅へのフライで二塁からタッチアップ。一気に本塁を陥れ、得点をもぎ取った。実際のシーンをMLBが動画付きで公開すると、「彼は本当に速いね」「コイツを観るのは楽しい」とファンを仰天させている。
二塁走者ハミルトンが一気に本塁生還、米ファン「彼は本当に速いね」
米大リーグで屈指の韋駄天が驚異の走塁を炸裂させた。中堅へのフライで二塁からタッチアップ。一気に本塁を陥れ、得点をもぎ取った。実際のシーンをMLBが動画付きで公開すると、「彼は本当に速いね」「コイツを観るのは楽しい」とファンを仰天させている。
メジャーの“快足王”が魅せた。男の名は、ロイヤルズのビリー・ハミルトン外野手だ。9日(日本時間10日)の本拠地マリナーズ戦、1-2とビハインドで迎えた3回1死二塁。打者モンデシーが中堅へ大飛球を打ち上げた。これを中堅のスミスが懸命に追い、背走しながらフェンス手前でぎりぎり追いつく。そして、最後は倒れ込むようにして、なんとか捕球した。
ただ、きわどいプレーに安堵したのか、動きを一瞬止めた。この時、ダイヤモンドでは一人の男が疾走していた。ハミルトンだ。捕球と同時に勢い良くスタートを切ると、驚異のピッチで駆け抜け、なんと三塁も蹴った。隙を見せたスミスも空気を感じ取り、慌てて中継の内野手に送球。本塁へ一気に転送したが、爆走した背番号6がひと足早く、頭から本塁に滑り込んだ。
二塁からタッチアップで一気に本塁生還。その間、およそ6.8秒だ。らしさを存分に発揮したプレーに本拠地も大盛り上がりだ。ハミルトンはドヤ顔でチームメートとハイタッチを交わす一方、スミスは苦笑いを浮かべ、なんとも言えない表情を見せていた。