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アフマダリエフ「悪意はない」 井上陣営への“贈り物”の意図説明「井上だけではなく…」

ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が14日に、名古屋市のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との防衛戦に臨む。13日は同会場のサブアリーナで前日計量が行われ、井上が55.2キロ、アフマダリエフが55.0キロとそれぞれ一発パスした。大一番を前にアフマダリエフは「100%仕上がっている」と自信をあらわにした。

前日計量を行ったムロジョン・アフマダリエフ【写真:徳原隆元】
前日計量を行ったムロジョン・アフマダリエフ【写真:徳原隆元】

明日14日に井上尚弥VSアフマダリエフ

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が14日に、名古屋市のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との防衛戦に臨む。13日は同会場のサブアリーナで前日計量が行われ、井上が55.2キロ、アフマダリエフが55.0キロとそれぞれ一発パスした。大一番を前にアフマダリエフは「100%仕上がっている」と自信をあらわにした。

 1492人のファンが集まった異例の公開計量。井上、アフマダリエフの順に登場すると会場からは割れんばかりの拍手が送られた。井上は計量台で引き締まった体を披露し、大歓声を浴びて左手を突き上げた。フェースオフでは約5センチの距離に近づき約12秒にらみ合った。握手を交わしその場を離れると、アフマダリエフはファンサービスでシャドーを披露した。

 計量後、アフマダリエフは取材に応じた。会場の様子については「すごくいい雰囲気でした。日本のファンの方々は温かくて大好き」とコメント。計量はリミットを約300グラム下回ってクリアしたが「今回の減量は無理していない。今朝も朝食を食べて水を飲んできた」と落ち着いた表情で話した。

 井上とは近距離で対峙した。「俺の感覚ではあれくらいフェースオフは近いものだと思っている」と話し、井上の印象については「大変いい準備をしてきたように見える。とてもいいコンディションなんだろう。俺も100%仕上がっている」と自信をのぞかせた。

 これまで挑発的な発言を繰り返していたが、12日に井上陣営に民族衣装の「チャパン」をプレゼントするなど、友好ムードを漂わせていた。大橋秀行会長もその紳士ぶりに警戒心を強めていたが、その真意を問われると「俺たちの国ではそういった伝統がある。尊敬した人に贈る民族衣装。井上だけではなく井上に関わる方に贈りたかった。悪意があるわけではなくて心からのプレゼントだ」と説明した。

 井上陣営はアフマダリエフを「キャリア最大の強敵」と位置づける。勝てば世界4階級制覇王者の“カネロ”ことサウル・アルバレス(メキシコ)を抜き、単独で世界最多5度目の4団体同時防衛となる。アフマダリエフは元WBA&IBF統一王者で、現WBA暫定王者。2016年のリオデジャネイロ五輪では、バンタム級で銅メダルを獲得した。

 興行は、NTTドコモの映像配信プラットフォーム「Lemino」で独占無料生配信。戦績は32歳の井上が30勝(27KO)、30歳のアフマダリエフが14勝(11KO)1敗。

(THE ANSWER編集部)


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