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KO宣言の武居由樹に苦笑い「言うこと聞かない…」 八重樫東トレーナーがそれでも信頼する能力

ボクシングのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が3日、横浜市内の所属ジムで公開練習を行った。武居は14日に、名古屋市のIGアリーナで同級1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)と対戦する。武居を指導する元世界3階級制覇王者・八重樫東トレーナーは武居の心理とメディナの弱点を分析。冷静な目で愛弟子を勝利に導く。

八重樫東トレーナー(左)とミット打ちを行った武居由樹【写真:澤田直人】
八重樫東トレーナー(左)とミット打ちを行った武居由樹【写真:澤田直人】

14日に武居由樹VSメディナ

 ボクシングのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が3日、横浜市内の所属ジムで公開練習を行った。武居は14日に、名古屋市のIGアリーナで同級1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)と対戦する。武居を指導する元世界3階級制覇王者・八重樫東トレーナーは武居の心理とメディナの弱点を分析。冷静な目で愛弟子を勝利に導く。

 公開練習で武居は、シャドーとミット打ちをそれぞれ1ラウンドずつ披露。八重樫トレーナーが持つミットに激しく強打を打ち込んだ。

 メディナは元WBC世界同級ユース王者。2023年には西田凌佑(六島)に判定負けしたが、その後は全てKO勝ちで4連勝している。八重樫トレーナーはこれまでのメディナの試合を3試合分チェックした。西田とタッグを組む武市晃輔トレーナーからも助言をもらったという。「肌感が分かっている人に聞くのがいい」と感謝した。

 八重樫トレーナーはメディナを「自分のタイミングで打ち込んでいくのが好きな選手」と分析。「そうなると手が付けらない気がする」と警戒している。武居のメディナ戦では、近くに踏み込まず、遠い距離での殴り合いが良いのかと問われると「本来は打たせずに打つのが一番。井上尚弥のボクシング」と理想像として井上のスタイルを例に挙げた。

「実際にできるかもしれないタイミングがある。武居は『倒す』といつも言いますけど、そうじゃない時でも武居の手が上がるようなプランにしていくつもりではあります」と、トレーナーとして武居を支えつつ、判定勝ちも視野に入れていることを明かした。

 また、メディナの弱点については「3つあります」と名言。内容は明かせないとした上で「そこを突くようにしますが、そうならない場合が多い」と続けた。武居の「序盤からぶっ倒しに行くつもり」との発言には「言うこと聞かないので」と苦笑い。「彼の意見は尊重します。ただ、『行っても良いけどね……』とは言います。(武居は)分かった上で行く。リスクを背負って行ける人間の方が強い」と指摘。「危機回避能力も高いので信頼はしています」と力強く言い切った。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)


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