井上尚弥が公開練習 手ごたえ「フルトン、ネリ戦以上」「過去イチ」 9.14最大の強敵アフマダリエフ戦
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が2日、横浜市内の所属ジムで公開練習を行った。井上は14日に、名古屋市のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との団体内統一戦を行う。決戦まで2週間を切り、万全を尽くして「キャリア最大の強敵」との対戦に臨む。

14日に井上尚弥VSアフマダリエフ
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が2日、横浜市内の所属ジムで公開練習を行った。井上は14日に、名古屋市のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との団体内統一戦を行う。決戦まで2週間を切り、万全を尽くして「キャリア最大の強敵」との対戦に臨む。
ジムでシャドー、ミット打ちなどをこなした井上は取材に応じ、コンディションについて「毎度言っていますが、過去イチ。今回はスパーリングパートナー、内容を含めすごくいい内容でここまでトレーニングを積めてきた」と充実した表情で語った。
試合に向けては、元WBA&IBF世界同級統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)と招へいして約1か月、スパーリングを行った。また、プロ転向後は初めてで13年ぶりとなる出稽古を実施。名門・帝拳ジムとタッグを組んで準備を整えてきた。
出稽古の意図については「初心に戻るといった感じです。練習の成果を実感している」と語った。ここまでの充実感については「凄くありますね。フルトン戦、ネリ戦と同等、それ以上の集中力を高めている」と手ごたえを口にした。
大橋会長は「アフマダリエフも来日して2週間切りました。井上をデビューしてから見ていますが、今回ちょっと違うところと言えばスパーリングパートナー。今までにない充実さ。内容の濃さ、スパーリングのできは過去最高」と太鼓判を押した。
井上が「キャリア最大の強敵」と位置づけたアフマダリエフはアマチュア時代、2015年の世界選手権で銀メダル、16年のリオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得。18年3月にプロデビューを果たすと、20年1月から23年4月にマーロン・タパレス(フィリピン)に敗れるまでWBA&IBF世界同級王座を保持していた。
1日にアフマダリエフも公開練習を行っている。視察した父でトレーナーの真吾氏は「想定内の内容を(井上に)ちょっと伝えた感じです」と説明。大橋会長は「実績通り。とびぬけた感じではなくて、総合力が強い選手だと改めて感じた。弱点がないので一段と警戒心を強めた」とコメントしつつ、「(井上は)最高の調子で来ているので問題はない」と話した。
興行は「Lemino」で独占無料生配信。戦績は32歳の井上が30勝(27KO)、30歳のアフマダリエフが14勝(11KO)1敗。
(THE ANSWER編集部)
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