野球チェコ代表が東京で探したラーメン“必需品”「どうせ食べるなら…」 漫画で始まった日本愛「生き方を教えてくれた」
食に関わる道具が並ぶことで知られる東京・台東区の合羽橋に、首の太いがっしりとした体格の外国人男性が現れ、真剣な表情でラーメンどんぶりを選んでいた。男性の正体は、野球のチェコ代表歴もあるマルティン・カラーベク外野手。日本の食文化や漫画に興味津々だという。異国のスポーツ選手まで虜にする“魅力”を聞いた。

東京・合羽橋道具街でどんぶりを探すカラーベク…母国と何が違う?
食に関わる道具が並ぶことで知られる東京・台東区の合羽橋に、首の太いがっしりとした体格の外国人男性が現れ、真剣な表情でラーメンどんぶりを選んでいた。男性の正体は、野球のチェコ代表歴もあるマルティン・カラーベク外野手。日本の食文化や漫画に興味津々だという。異国のスポーツ選手まで虜にする“魅力”を聞いた。
カラーベクが合羽橋を訪れたのは8月11日。祝日のため、休んでいる店も多かった。その中でまず探し求めたのがラーメンどんぶりだ。何軒もの店を周り、黒地に中華風の模様が描かれた器とレンゲを手にするとニッコリ。さらに何点もの食器を買い求めた。
「ラーメンを自分で作ってみたいと思うんです。どうせ食べるならチェコの食器じゃなく、日本の食器でおいしく食べたいと思ったんです。形から入るじゃないですけど」
カラーベクは、甲子園球場などで行われた10年前のU-18ワールドカップでチェコ代表に選ばれ、来日したことがある。本場のラーメンがどのようなものかは、その時知った。現在住むのはチェコ東部のブルノ。ここにまでラーメンの波は届いているという。「何年か前にブルノにも2、3軒ラーメン店ができました。でもヨーロッパ式というか、日本式にはほど遠いかな。チェコのお店のラーメンを悪くいうわけじゃないけど、日本では普通のお店でも全然違うんだ」と熱く語る。
ラーメンを好きになったきっかけを聞くと「ナルトのおかげなんだ」。ラーメンのおともとして乗っているナルトのことではない。海外でも大人気の日本の少年漫画「NARUTO」のことだ。
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