ウガンダ人ボクサー・デビッドが逆転で2冠達成「つらい試合でした」 逆襲のラッシュで野上昂生に勝利
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)ウェルター級王座決定戦・日本同級タイトルマッチ10回戦が21日、東京・後楽園ホールで行われ、WBOAP同級1位、日本同級王者セムジュ・デビッド(中日)がWBOAP同級8位、日本同級11位・野上昂生(大橋)に8回2分58秒TKO勝ち。ウガンダ人の王者が劣勢をはね返して2冠を手にした。戦績は32歳のデビッドが9勝(5KO)1敗、24歳の野上が4勝(2KO)1敗。

セムジュ・デビッドVS野上昂生
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)ウェルター級王座決定戦・日本同級タイトルマッチ10回戦が21日、東京・後楽園ホールで行われ、WBOAP同級1位、日本同級王者セムジュ・デビッド(中日)がWBOAP同級8位、日本同級11位・野上昂生(大橋)に8回2分58秒TKO勝ち。ウガンダ人の王者が劣勢をはね返して2冠を手にした。戦績は32歳のデビッドが9勝(5KO)1敗、24歳の野上が4勝(2KO)1敗。
王者が底力をみせた。序盤にペースを握られたデビッド。3回には強力な左フックを顔面に被弾してぐらついた。7回まではジャッジ3者が野上を支持する展開。しかし、ボディーを中心に攻め続けて応戦した。会場はウガンダ人の観客が合唱し大熱狂。8回に野上の動きが鈍くなったところをコーナーに追い込みラッシュを浴びせた。レフェリーストップを呼び込んで、逆転勝ちに成功した。
デビッドは東京五輪にウガンダ代表として出場した実績の持ち主。日本王座の3度目の防衛に成功し、アジア王座を獲得した。試合後、リング上のインタビューでは「機会をくれた神に感謝をしたい。つらい試合でしたが支えてくれたファンやジムのみなさんのおかげで勝つことができた」と笑顔をみせた。
一方の野上はプロデビュー5戦目。昨年12月にワタナベジムから大橋ジムに移籍し、2戦目でタイトル初挑戦をしたが、王座を奪えなかった。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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