「最前列を譲ってくれるような」八村塁はもういない 同僚2人の“進化の証言”
パーキンスは精神面の変化に着目「最初は内気な男だった。でも今や…」
一方、チームメートのジョシュ・パーキンスは精神面の変化について着目した。「みんな、いろいろなことに取り組んでいる」と話した上で、こう続けた。
「最初にルイに会った時には、彼は内気な男だったんだ。自分に最前列を譲ってくれるような、ね。理由はわからなかった。でも、自分としては『ルイ、君は身長6フィート8インチ(204センチ)じゃないか。自分がその前に座る必要なんてないんだ』という感じだった」
ゴンザガ大進学当初は日本人らしい遠慮深さを示していたという八村。しかし、パーキンスは「今や、彼は自分自身に自信を持った揺るぎない男。そして、野獣でもある。コート内でも外でも証明してくれているし、彼は僕らの兄弟でもある。何でも話し合える。楽しい男なんだ。チームメートとしても、人間としても最高だね」と成長を証言している。
米国挑戦3年目を迎えた八村。心身ともに成長は同僚も認めるところ。止まらない進化をパワーに変え、ゴンザガ大のエースは大学バスケ界の頂点に突き進む。
(ジョセフ・ディポリート / Joseph D’Hippolito)