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那須川天心より「絶対僕の方が面白かった」 10回TKO勝ち・高見亨介に祝福届かずも“勝利宣言”

ボクシングのWBA世界ライトフライ級で新王者となった高見亨介(帝拳)が31日、エリック・ロサ(ドミニカ共和国)との同級タイトルマッチから一夜明け、都内で会見した。前夜はプロ10戦目で世界初挑戦し、10回2分48秒TKO勝ちで王座に就いた。名門・帝拳ジムにベルトをもたらし、同門の那須川天心にも“勝利宣言”をした。

一夜明け会見に臨んだ左から田中繊大トレーナー、高見亨介、浜田剛史代表【写真:澤田直人】
一夜明け会見に臨んだ左から田中繊大トレーナー、高見亨介、浜田剛史代表【写真:澤田直人】

WBA世界ライトフライ級、王者奪取から一夜明け会見

 ボクシングのWBA世界ライトフライ級で新王者となった高見亨介(帝拳)が31日、エリック・ロサ(ドミニカ共和国)との同級タイトルマッチから一夜明け、都内で会見した。前夜はプロ10戦目で世界初挑戦し、10回2分48秒TKO勝ちで王座に就いた。名門・帝拳ジムにベルトをもたらし、同門の那須川天心にも“勝利宣言”をした。

 にこやかな表情で登場した高見。ダメージは左手の腫れのみでほとんど残っていないという。試合は終始圧倒した内容で、10回に右フックでダウンを奪取。レフェリーストップを呼び込んだ。自身の試合について「ダウンシーンだけをずっとリプレーして見ていました。10回ぐらい見てます。良いパンチが入った。自分で褒めたい」と表情を緩ませた。

 初の世界王座に就いた影響を聞かれると、祝福のメッセージが50件以上、インスタグラムのフォロワーは600人から倍増したと明かし「世界チャンピオン効果をそこで感じました」と笑顔を見せた。その上で「周りから、感動して泣いていた人もいたと聞いた。そこまで思ってくれている人たちがいるんだなと、その時が一番うれしかった」と喜んだ。

 一方で、同門で仲がいい那須川からの祝福メッセージは「何もなかったです」と冗談交じりに笑った。観戦にも来られなかったようで「見に来てと言ったんですが『まぁまぁ』って」とはぐらかされたという。

 これまで那須川に対しては「スター性は抜群。試合内容で負けないようにしたい」などとライバル視していたが「前回の天心の試合と比べたら、絶対僕の方が面白かった。今回は僕が勝ったかなと僕の中で思っています」と勝利宣言した。那須川は11月頃に世界初挑戦を見据えている。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)


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