寺地拳四朗VSリカルド・サンドバル

　ボクシングのWBA・WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦が30日、神奈川・横浜BUNTAIで行われた。同級2団体統一王者・寺地拳四朗（BMB）は、WBC同級2位、WBA同級3位のリカルド・サンドバル（米国）に1-2（112-115、114-113、110-117）の判定で敗れて王座陥落。7ポイント差をつけたジャッジにはファンから疑問の声が出た。

　寺地5回に右ストレートでダウンを奪取。勢いそのまま6回にワンツーと右アッパーを浴びせたが、サンドバルも負けじと応戦する。最終盤まで壮絶な打ち合いとなり、1-2でサンドバルに軍配が上がった。

　寺地に110-117としたジャッジは、ダウンを奪った5回を10-8、6回を10-9とした以外は全ラウンドでサンドバルを支持。この採点にX上のボクシングファンからは疑問や嘆きの声が出た。

「117-110ってダウンラウンド以外にケンシローが1ラウンドしか取ってないってあり得ないだろ」
「負けだとしても117-110はやり過ぎじゃないか…」
「さすがに117-110はない気もしますが……」
「117-110は確かに大袈裟というか、ちょい疑問だけど」
「117-110は流石にない」
「7点差は流石にないとは思うが」

　寺地は21年9月以来、キャリア2度目の敗戦。25勝（16KO）2敗となった。