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男子100mの超新星・清水空跳 世界陸上は「目の前にあるのかな」 リレーは「1走の方が安心」

陸上のインターハイで日本短距離界に超新星が誕生した。星稜高2年の清水空跳(そらと)が、26日の男子100メートルで10秒00(追い風1.7メートル)の高校新記録&U18世界新をマークして優勝。28日の200メートルも制して2冠を達成した16歳は、自国開催の大舞台へ思いをはせた。

男子200メートルで優勝した清水空跳【写真:荒川祐史】
男子200メートルで優勝した清水空跳【写真:荒川祐史】

陸上インターハイで2冠

 陸上のインターハイで日本短距離界に超新星が誕生した。星稜高2年の清水空跳(そらと)が、26日の男子100メートルで10秒00(追い風1.7メートル)の高校新記録&U18世界新をマークして優勝。28日の200メートルも制して2冠を達成した16歳は、自国開催の大舞台へ思いをはせた。

 清水が26日にマークした衝撃の10秒00は、9月に東京で開催される世界選手権の参加標準記録(10秒00)をクリア。代表入りが現実味を帯びてきた。

「(インターハイの)100が始まるまでは遠い存在だったし、観客としていくつもりだった。遠い存在だったはずの世界陸上が目の前にあるのかな、自分でもまだ受け止めきれてない」

 100メートルで代表に入れば、もちろんメダルを狙う4×100メートルリレーを走る可能性も十分にある。インターハイのリレーでは4走を務めたが、清水は「ジャパンになるとちょっと変わってきますね。1走とか。ジャパンになると経験も浅いし、早出してしまうので1走の方が自分的にも安心なのかな」とリレー侍では1走を希望した。

 当面レース予定はなく、世界選手権の代表入りを信じて練習に集中。「9秒台スプリンターと五輪出場」を目標に掲げる16歳は、自分でも想像できない進化を遂げる。

(THE ANSWER編集部)


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