名門・帝拳ジムの23歳ホープが世界初挑戦 「6回で倒す」豪語の高見亨介 迎え撃つ王者は「クレイジーな話」
ボクシングのトリプル世界戦興行に臨む選手たちが28日、神奈川・横浜市内で会見した。興行は30日、同市の横浜BUNTAIで開催。WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦では同級1位・高見亨介(帝拳)が同級王者エリック・ロサ(ドミニカ共和国)を相手に世界初挑戦する。帝拳ジムのホープはゴングの前から舌戦を交わした。興行は動画配信サービス「U-NEXT」が独占生配信。戦績は23歳の高見が9勝(7KO)、25歳のロサが8勝(2KO)。

30日に高見亨介VSエリック・ロサ
ボクシングのトリプル世界戦興行に臨む選手たちが28日、神奈川・横浜市内で会見した。興行は30日、同市の横浜BUNTAIで開催。WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦では同級1位・高見亨介(帝拳)が同級王者エリック・ロサ(ドミニカ共和国)を相手に世界初挑戦する。帝拳ジムのホープはゴングの前から舌戦を交わした。興行は動画配信サービス「U-NEXT」が独占生配信。戦績は23歳の高見が9勝(7KO)、25歳のロサが8勝(2KO)。
名門・帝拳ジムの若き挑戦者が大物の片りんを覗かせた。高見は「ここまでメンタル面でも、体の部分でも最高に仕上げてこれた」と強調。これまで公開練習の場などで「6ラウンドKO」を宣言しているが、王者ロサは「それは大きな間違い」と自信満々に否定。高見は「僕が『6ラウンドで倒す』というのを警戒しているみたいなので、『意外とクレバーに戦えるんだよ』という所を見せつつ、6ラウンドで倒したい」とにやりと笑った。
世界初挑戦となるが「ワクワク感があります。さっきロサから『ユー、クレイジー』って言われて、苦笑いしかできなかった」と先制パンチをもらった様子。ロサは「俺をKOすると言うのはクレイジーな話」と発言の意図を笑顔で説明すると、高見は「尚更、倒しに行きたい気持ちが強くなった」と応戦した。
会見では寺地拳四朗(BMB)や比嘉大吾(志成)らが意気込みやコンディションについて語る一方で、隣同士で座った高見とロサは、終始じゃれ合う姿を見せていた。高見は「ロサがすごいいっぱい絡んでくるから(笑い)。ツンツンって。僕にもわかりやすい英語で『クレイジーだ』って」と、リラックスした様子で話した。その上で「試合ギリギリまで『集中ムード』は作らないようにしている」と決戦前のこだわりを語った。
今年4月に行われた前戦は、日本同級タイトルマッチで川満俊輝(三迫)に6回TKO勝ち。王座を奪取した。リング上のインタビューで「会長、世界挑戦させてください」と陣営の本田明彦会長に直訴し、念願が叶った。
2020年10月にプロデビューしたロサは、2021年7月にプロ4戦目でWBA世界ミニマム級暫定王座を獲得。同年12月には同級の正規王座に就いた。昨年12月の8戦目で2階級制覇を達成。今回が初防衛戦となる。若く勢いに乗る全勝同士の対決に注目が集まる。
興行はWBC&WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦で、同級2団体統一王者・寺地がWBC同級2位、WBA同級3位のリカルド・サンドバル(米国)と対戦。WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦で、同級2位・比嘉が同級王者アントニオ・バルガス(米国)に挑む。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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