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寺地拳四朗、PFP順位上げに意欲「後半KOできたら」 陣営は将来の3階級制覇へ「通過点の認識」

ボクシングのトリプル世界戦興行に臨む選手たちが28日、神奈川・横浜市内で会見した。興行は30日、同市の横浜BUNTAIで開催。メインイベントのWBC&WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦では、同級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)がWBC同級2位、WBA同級3位のリカルド・サンドバル(米国)と対戦する。寺地は万全の態勢で挑戦者を迎え撃つ。興行は動画配信サービス「U-NEXT」が独占生配信。戦績は33歳の寺地が25勝(16KO)1敗、26歳のサンドバルが26勝(18KO)2敗。

横浜市内で会見した寺地拳四朗【写真:山口比佐夫】
横浜市内で会見した寺地拳四朗【写真:山口比佐夫】

寺地拳四朗VSリカルド・サンドバル

 ボクシングのトリプル世界戦興行に臨む選手たちが28日、神奈川・横浜市内で会見した。興行は30日、同市の横浜BUNTAIで開催。メインイベントのWBC&WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦では、同級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)がWBC同級2位、WBA同級3位のリカルド・サンドバル(米国)と対戦する。寺地は万全の態勢で挑戦者を迎え撃つ。興行は動画配信サービス「U-NEXT」が独占生配信。戦績は33歳の寺地が25勝(16KO)1敗、26歳のサンドバルが26勝(18KO)2敗。

 王者の貫録を見せた。寺地は会見の冒頭、コンディションについて「すごくいい。減量も順調です。明日の計量をばっちり決めて、当日もしっかり勝とうと思っています」とコメント。挑戦者サンドバルの印象は「すごく好青年でいい試合ができそう」と答えた。

 世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で、寺地は井上尚弥(大橋)、中谷潤人(M.T)に次ぐ、日本人3番目となる9位に位置している。試合については「とりあえず勝つのは一番に置いています。PFPのランキングを上げたいのもあるので、良い勝ち方をしたい」と意気込んだ。また、試合のカギは「距離感」とし「フィニッシュは後半KOできたら」と静かに語った。

 近い将来にはスーパーフライ級に階級を上げて、3階級制覇を見据えている。父の寺地永会長は、この試合を「陣営としては通過点という認識」と強調し、その上で「決して油断せずにいい形で次のステップに上がっていきたい」と展望を語った。寺地は「スーパーフライ級に上げるのは目標ではあります」としつつ「今の試合を勝つことを考えている」と目の前の一戦に集中している姿勢を示した。

 2017年5月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得して以降、17戦連続で世界戦をこなしてきた。キャリア唯一の黒星は21年9月の矢吹正道(LUSH緑)との一戦のみ。今年3月に行われた前戦はWBA同級王者だったユーリ阿久井政悟(倉敷守安)との王座統一戦。激闘の末、12回TKO勝ちを収めた。

 一方のサンドバルは17歳でプロデビュー。22年7月に現WBA世界スーパーフライ級暫定王者デビッド・ヒメネス(コスタリカ)に敗れて以降6連勝中。寺地戦については「コンディションは最高に整っている。自分にとって最大の試合。彼は素晴らしいキャリアを成し遂げる優れた選手。頑張ります」と力を込めた。

 興行はWBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦で、同級2位・比嘉大吾(志成)が同級王者アントニオ・バルガス(米国)に挑む。WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦では同級1位・高見亨介(帝拳)が同級王者エリック・ロサ(ドミニカ共和国)を相手に世界初挑戦する。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)


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