「帝拳ジムで一番、生意気」 会長も認める23歳、高見亨介が30日世界初挑戦「一番下っ端の自分が勢いづけたい」
ボクシングのWBA世界ライトフライ級1位・高見亨介(帝拳)が18日、都内の所属ジムで、公開スパーリングを行った。30日に神奈川・横浜BUNTAIで同級王者エリック・ロサ(ドミニカ共和国)を相手に世界初挑戦。勢いに乗る帝拳ジムのホープが決意を胸に頂を目指す。興行は動画配信サービス「U-NEXT」が独占生配信。戦績は23歳の高見が9勝(7KO)、25歳のロサが8勝(2KO)。

高見亨介が公開スパーリング
ボクシングのWBA世界ライトフライ級1位・高見亨介(帝拳)が18日、都内の所属ジムで、公開スパーリングを行った。30日に神奈川・横浜BUNTAIで同級王者エリック・ロサ(ドミニカ共和国)を相手に世界初挑戦。勢いに乗る帝拳ジムのホープが決意を胸に頂を目指す。興行は動画配信サービス「U-NEXT」が独占生配信。戦績は23歳の高見が9勝(7KO)、25歳のロサが8勝(2KO)。
期待の新星が好調ぶりをアピールした。高見は初めての公開練習で、シャドーとスパー、ミット打ちをそれぞれ2ラウンドずつ披露。サウスポーのロサを想定し、WBA世界ミニマム級2位・松本流星(帝拳)と対峙。右ストレートやコンビネーションでコーナーに追い込み、強打を浴びせた。ミット打ちでは鋭い音を響かせ、ダラダラと大量の汗を流した。最後は「終わらせてください。張り切りすぎました。ありがとうございました!」と自ら報道陣に終了の合図を告げた。
プロ10戦目で世界に挑む。「コンディションはばっちりで、スパーリングも自分の中で手ごたえがある」。スパーは17日までに93ラウンドを行い、試合までには約120ラウンドを消化する見通しという。「早く試合がしたい。楽しみだなという思いが強い」と拳に力を込めた。
4月に行われた前戦は日本同級タイトルマッチで川満俊輝(三迫)に6回TKO勝ち。王座を奪取した。リング上のインタビューで「会長、世界挑戦させてください」と陣営の本田明彦会長に公開直訴。本田会長からは「ジムで一番、生意気」と評されるほどの大物だ。帝拳ジムには現在、日本人の世界王者がいないが、高見は「一番下っ端の自分が世界を獲って勢いづけたい」と意気込んだ。
成長著しい高見は「若々しさや生き生きとした戦いぶりを見てもらえれば」とアピール。一方で、日本のボクシング界で最も存在感を放つ、井上尚弥(大橋)の背中がモチベーションに繋がるかと問われると「井上選手はもう超えられないので…」と冷静な口ぶり。その上で「自分は自分なりに面白い試合をするやつだなと思っていただきたい」と強調した。
小学2年生から始めたボクシング。「ボクサーは結果でしか恩返しができない」と語る。手繰り寄せた大一番を前に「ジムのトレーナーや先輩方。自分の友達だったり、サポートしてくれる人のためにも頑張りたい」と闘志を燃やした。
(THE ANSWER編集部)
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