ザギトワ、“魂の熱演”に母国実況席も最敬礼「今日、私たちは本物の五輪女王を見た」
フィギュアスケートの世界選手権は22日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が155.42点、合計237.50点で初優勝を飾った。圧巻の強さを発揮した演技について、母国のロシア実況席は「今日私たちは自分自身と戦った本物の五輪チャンピオンを見ました」と最敬礼だった。
圧巻Vの16歳に賛辞、重鎮タラソワ氏は興奮「彼女は自分に打ち勝った」
フィギュアスケートの世界選手権は22日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が155.42点、合計237.50点で初優勝を飾った。圧巻の強さを発揮した演技について、母国のロシア実況席は「今日私たちは自分自身と戦った本物の五輪チャンピオンを見ました」と最敬礼だった。
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これが、五輪女王の底力だ。ザギトワは155.42点をマークし、合計237.50点で優勝。戦前は紀平梨花(関大KFSC)を優勝候補に推す声が多かったが、圧巻の演技で五輪女王に続き、世界女王の称号も手に入れた。そんな演技について、母国ロシア国営放送の実況席も興奮を抑えることができなかった。
滑り終えると、重鎮タチアナ・タラソワ氏は「偉いわ。全てうまくいきました。彼女はSPもフリーも滑れることを証明しました」と第一声。「この難しい時期に見事に滑り切りました。彼女は世界選手権でチャンピオンになったことがなかった。彼女は自分に打ち勝った。ここで素晴らしく練習し、そして立派に見えました」と賛辞を並べた。
一方でソルトレイクシティー五輪金メダリストのアレクセイ・ヤグディン氏は「感情が振り切れましたね。欧州選手権の銀メダルとうまくいかなかったロシア選手権の滑りは無駄にはならなかった。彼ら(ザギトワ陣営)が練習で修正をしてきた結果、今日私たちは自分自身と戦った本物の五輪チャンピオンを見ました」と拍手を送った。