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「日本のバレーは違う」 静岡移籍、ブラジル代表31歳が1年で得た学び「1回目で決める必要ない」

「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」の男子が16日、千葉ポートアリーナで開幕。初戦は世界ランク4位のブラジルが同9位のアルゼンチンに3-1(25-21、25-23、24-26、25-18)で勝利した。両軍最多の20得点を記録した31歳のアラン・ソウザは、2024-25シーズンをSVリーグの東レアローズ静岡でプレー。異国での経験が成長に繋がったと感謝した。

ブラジル代表のアラン・ソウザ【写真:中戸川知世】
ブラジル代表のアラン・ソウザ【写真:中戸川知世】

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会

「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」の男子が16日、千葉ポートアリーナで開幕。初戦は世界ランク4位のブラジルが同9位のアルゼンチンに3-1(25-21、25-23、24-26、25-18)で勝利した。両軍最多の20得点を記録した31歳のアラン・ソウザは、2024-25シーズンをSVリーグの東レアローズ静岡でプレー。異国での経験が成長に繋がったと感謝した。

 高いブロックのさらに上から打ち抜いた。身長202センチのオポジット、ソウザは相手を弾き飛ばす強烈なスパイクで得点を量産。「最初の2セットはあまりうまくプレーできなかったが、カチョパ(セッターのフェルナンド・クレリング)がそこからより多くのボールを僕に集めてくれて、調子を上げられた」。1ブロック、1サービスエースを含む両軍最多の20得点。チームの勝利を何より喜んだ。

 2024-25シーズンは東レでプレー。「日本のバレーは違うから、僕のバレーも成長できたと感じている。ここでプレーできて嬉しい」。具体的に感じた違いは、より守備的であり、リバウンド(スパイカーが相手ブロックにわざと当てて自分のコートにボールを戻すこと)を有効活用すること。「1回目で決める必要はない。2回目以降も得点のチャンスがある」と実感し、学びになったと頷く。

 平日の日中にもかかわらず、会場には多くのファンが駆け付けた。「僕の名前を掲げてくれるファンもたくさん見かけた。本当に素晴らしいよ。みんなと話すことはできなかったけど、贈り物ももらったんだ」と嬉しそうにお菓子の詰め合わせを見せてくれた。「ここでプレーするのは本当に幸せ」。この日は弟のダルラン・ソウザも途中出場で2得点。「弟と一緒に国を代表できて嬉しい」と誇らしげだった。

 今大会には世界ランキング上位18か国が参加。昨年、初の銀メダルに輝いた同5位の日本とは、18日に激突する。心待ちにするのは東レでチームメートだった西本圭吾(現・広島サンダーズ)との対戦。「彼はいい選手だ。力強く、プレーするのが好きで、常に100%を出す。だからニシモトが好きなんだ」。3月に東レ退団が発表されたアランだが、日本での1年間は充実したものだった。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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