チェン絶賛の一方で… タラソワ氏は4回転回避のコリヤダを酷評「褒めるものない」
フィギュアスケートの世界選手権は21日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、連覇を狙うネイサン・チェン(米国)が107.40点で首位に立った。羽生結弦(ANA)は3位から奇跡の大逆転を狙う。女子に比べて元気がないのがロシア勢。ミハイル・コリヤダが10位、アンドレイ・ラズキンが11位、アレクサンドル・サマリンが20位にとどまった。ロシアの名伯楽、タチアナ・タラソワ氏は現地で解説を務めたが、4回転を回避したコリヤダについて、「褒めるところもない」と酷評している。
ロシア名伯楽タラソワ氏は振るわない自国の男子に苦言
フィギュアスケートの世界選手権は21日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、連覇を狙うネイサン・チェン(米国)が107.40点で首位に立った。羽生結弦(ANA)は3位から奇跡の大逆転を狙う。女子に比べて元気がないのがロシア勢。ミハイル・コリヤダが10位、アンドレイ・ラズキンが11位、アレクサンドル・サマリンが20位にとどまった。ロシアの名伯楽タチアナ・タラソワ氏は会場で解説を務めたが、4回転を回避したコリヤダについて「褒めるところもない」と酷評している。
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ロシアの国営放送で解説を務めたタラソワ氏。浅田真央の元コーチとしても知られる名コーチは、パーフェクト演技だったチェンについては演技が終わった瞬間、「ブラボー! 会場全体と私たちが一緒に総立ちです。これはおとぎ話のようです。勝者の性格です。彼は毎日成長します。私はうれしいし、幸せです。これは滑稽で、かわいくて、ユニークなプログラムです」と賛辞を並べた。
一方で、辛辣だったのは10位だったコリヤダについてだ。予定していた4回転ジャンプを回避。しかし、3回転ジャンプもやや安定感を欠き、得点は自己ベストに遠く及ばない84.23点と伸び悩んだ。演技後、タラソワ氏は「単純にここで言葉がありません。もう彼についてコメントできません。彼をいつも叱ることになっていますが、褒めるものがない。なぜ(ジャンプの入りの時に)狂ったようにスピードを上げるのでしょう? トウループのことです。いつ彼がそれほどのスピードとともに跳んだでしょうか?」と厳しく指摘した。
昨年大会では3位に入ったコリヤダ。タラソワ氏も才能を高く認めるからこそ、歯がゆさも感じているようだ。
(THE ANSWER編集部)