韓国に「狙われるのは絶対なので…」 初先発、15分間無得点でも18歳秋本美空が焦らなかった理由【ネーションズリーグ】
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」は9日から、千葉ポートアリーナで女子の試合が行われている。日本代表で注目される一人が、最年少の18歳・秋本美空。10日の韓国戦では代表初スタメンでチーム3位の11得点をマークし、3-0(25-21、27-25、25-22)のストレート勝ちに貢献した。得点力が注目されるが、本人が重点を置いていたのは守備の面だった。

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」は9日から、千葉ポートアリーナで女子の試合が行われている。日本代表で注目される一人が、最年少の18歳・秋本美空。10日の韓国戦では代表初スタメンでチーム3位の11得点をマークし、3-0(25-21、27-25、25-22)のストレート勝ちに貢献した。得点力が注目されるが、本人が重点を置いていたのは守備の面だった。
この試合、待望の1点目は第1セット(S)16-13の場面。レフトからスパイクを決め、着地の直後に右手を突き上げた。試合開始の笛から、約15分後の歓喜だった。
開始から佐藤淑乃、和田由紀子にトスが集まり、秋本の得点まで時間を要した。アピールしたい代表初スタメンの場でも「気にしていなかった」と振り返る。
焦りが生じかなった理由は、守備に重点を置いていたから。「由紀子さんが決めてくれていたので、自分はとりあえず、キャッチをしっかりやろうと。狙われるのは絶対なので丁寧に上げようと思っていた」。試合後のコートインタビューでも「苦手」と明かしていたポイント。韓国が自分を狙ってくることを想定し、午前は徹底的にレシーブ練習に取り組んでいた。
勢いに乗った第2セットは強打にフェイントと得点を量産。競り合いとなった24-24の場面では、自身のレシーブが崩れてピンチを迎えたが、直後に1枚ブロックでシャットアウト。流れを日本へ大きく引き寄せた。
2012年ロンドン五輪の銅メダルメンバーだった大友愛さんを母に持つ。今年の春高バレーでは共栄学園(東京)の大黒柱としてMVPとなった。卒業式からまだ4か月だが、チーム最長身の185センチ、スパイクの最高到達点316センチの“大型ルーキー”として注目を浴びる。
日本は通算8勝2敗で決勝ラウンド進出が決定したが、千葉大会の残る2試合は12日ポーランド戦、13日ブラジル戦と強敵との対戦が続く。「短い時間でやってきたことを出すことがアピールになる。自信を持ってやっていきたい」。たとえ限られた出場機会でも、結果を残してみせる。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)
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