紀平梨花、出遅れをライバル国の識者はどう見た? 「この結果に驚きはなかった」
フィギュアスケートの世界選手権は20日、女子ショートプログラム(SP)でグランプリ(GP)ファイナル覇者の紀平梨花(関大KFSC)は70.90点で7位と出遅れた。冒頭のトリプルアクセルが抜けてしまったことが響いた。得意のフリーで巻き返しを狙うが、ライバルのロシアの識者は紀平についてどう見たのだろうか――。
ロシアの専門家も紀平の出遅れは想定内
フィギュアスケートの世界選手権は20日、女子ショートプログラム(SP)でグランプリ(GP)ファイナル覇者の紀平梨花(関大KFSC)は70.90点で7位と出遅れた。冒頭のトリプルアクセルが抜けたことが響いた。得意のフリーで巻き返しを狙うが、ライバルのロシアの識者は紀平についてどう見たのだろうか――。
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元ロシアのアイスダンス選手でソルトレークシティー五輪銀メダルのイリヤ・アベルブフ氏のコメントを伝えているのは、ロシア紙「コムソモリスカヤプラウダ」だ。同氏は紀平の出遅れについて驚きはなかったという。
「彼女は今シーズンSPをうまく滑れず、フリーでミスのない演技をしてきました。思うにフリーの方が心理的に楽に滑れるのでしょう。(フリーで)彼女のトリプルアクセルが見られると思います。しかし、(SPでの)出遅れはかなりのものです」
紀平は今季、世界最高得点となる82.51点を記録したGPファイナル以外は軒並み出遅れている。それでもフリーで圧巻の演技を見せて巻き返し頂点に立ってきた。ロシアの専門家にもそのイメージがついているようだ。2012年世界選手権銀メダリストのアリョーナ・レオノワ氏も「この結果は予想できたものだった」と同調する。