ニチレイレディス

　女子ゴルフでルーキーと観客の微笑ましいやり取りがファンの心を和ませている。開催中の国内ツアー・ニチレイレディスでの出来事。21歳の都玲華（大東建託）は20日の初日ホールアウト後に、まさかの舞台裏が判明。本人が「ごめんね」と謝るシーンもあり、「ほんと天真爛漫」「人柄が最高」などと反響が集まった。

　思わぬ交流が生まれていた。初日、ホールアウトした都は練習場へ。しかし、あることに気づいた。「手袋がない……さっき女の子にあげちゃった」。どうやらファンサービスで観客の子供にプレゼントしたようだ。「あげたは良いんだけど（練習に必要な）自分のがない」と苦笑いで告白。しばらくそのまま練習していた。

　その後、女の子と再び対面したようで「ごめんね、本当」「あげたはいいんだけど手袋が無くて……」と謝り、一度返してもらった。「後でちょっと倍のお返しを」とこれ以上のプレゼントを約束し、練習に戻った。

　一通り練習を終えると「女の子に返します」とグローブの手のひら部分にサインを記して“返品”。「名前書く？」と優しい気遣いも見せた。日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）公式インスタグラムがこの微笑ましい一部始終を動画で公開した。

　コメント欄では「玲華ちゃんのファンサ神対応すぎる」「ミヤコレから目が離せない」「ずっとそのままでいてください！」「人柄が最高です！」「そりゃ人気出るわ」「グローブもらった女の子羨ましい」「ほんと天真爛漫」などとファンから称賛されていた。都は昨年プロテストに合格した21歳。メジャー大会のワールドレディスサロンパス杯で8位に入るなど存在感を示しており、今大会も15位で最終日へ。上位進出を狙っている。