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大谷に“報復死球”のパドレスは「正しい」と元MLB捕手が持論「報復ですらない」「sorry、翔平」

パドレスは「自軍の選手を守らないといけない」

 司会のスコット・ブラウン氏から「タティスが当てられた後に、オオタニに当てたことについて、パドレスが正しい?」と問い直されると、「イエス」と即答。「パドレスは自軍の選手を守らないといけない」とし、ドジャースのロバーツ監督から「ワザとじゃない」と言われても、自分がパドレス監督の立場なら「ストライクゾーンにコントロールできないヤツを投げさせるな」と抗議したという。

 クラッツ氏は続けて、あくまで自分がシルト監督の立場であれば思ったであろうという持論を、このように展開した。

「もし投げた球がどこに行くか制御できないようなヤツを投げさせるなら、お前のところのゴールデンチケット、つまりショウヘイ・オオタニが当てられると理解しろ。すまないね。もしそれが嫌なら、オオタニを試合から外すか、ちゃんとどこに投げたかわかるヤツをマウンドに送れ」

 先に主力打者に当てられたパドレスの考えを推測したクラッツ氏。「だから理解はできる。パドレスが悪者扱いされるだろうし、狙って投げているから退場者もより多くなる。“イジメ”や“マッチョボール”と見られるだろう。だが、やらないといけないんだ」と擁護。「報復に見えるかもしれないが、報復ですらない」と力説した。ブラウン氏は「治安維持だね」と“報復”に代わる言葉を提案。クラッツ氏も「自分の治安を維持しないと」と同意した。

 ブラウン氏は野球報道に携わるようになったばかりのことを回顧。ある選手と会話した際に、「もし自軍のスター選手が1試合で2回当てられたら、どうやってそれを止める? 実際に止められる方法は1つだけ」と言われたという。通算1059安打のトッド・フレイジャー氏が「同じことをする(死球を当てる)ことだね」と言葉を継ぎ、クラッツ氏は「ソーリー、ショウヘイ」と応答した。

(THE ANSWER編集部)


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