伊の招待選手が感銘を受けた日本の文化とは 「感動のあまりしゃがみこんだら…」
名古屋ウィメンズマラソンは10日に行われ、招待選手のサラ・ドッセーナ(イタリア)は自己ベストを更新する2時間24分00秒で7位入賞を果たした。トライアスロンから転向した異色のランナーは日本の美徳に対して感銘を受けている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
自己ベスト更新のドッセーナが日本の印象を語る
名古屋ウィメンズマラソンは10日に行われ、招待選手のサラ・ドッセーナ(イタリア)が自己ベストを更新する2時間24分00秒で7位入賞。トライアスロンから転向した異色のランナーは日本の美徳に対して感銘を受けている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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トライアスロンとデュアスロンでイタリア女王だった34歳のドッセーナ。2017年にマラソンに本格参戦後、昨年の欧州選手権6位の招待選手は力走した。2時間27分53秒の自己ベストを4分近く縮め、7位入賞を果たした。
「ドッセーナ、バンザイ! 元トライアスロン選手が2時間24分だ」と題した特集で、活躍を称賛されたドッセーナはゴール後、大会側の手厚いケアに驚きを示していた。
「素晴らしい経験でした。こんな、見事なオーガナイズはこれまで見たことがなかった。時にはオーガナイズされすぎていると感じるほどでした。ゴールして、感動のあまりにしゃがみ込んだら、体調が悪いのかと心配してくれたんです。担架がすぐそこまで来ていました」
ドッセーナはしゃがみながら自己記録更新の喜びを味わっていたが、体調不良と危惧した係員はすぐさま担架で駆けつけたという。あまりの対応の素早さに感激している。
「コンディションが良ければ、いいパフォーマンスができるということを確信した。今は自分の力に自信を持つことができた。この結果には満足していません」
日本のおもてなしに対する驚きを明らかにしたドッセーナ。来年の東京五輪でも力強い走りを期待したい。
(THE ANSWER編集部)