UAE初の代表スケーター、“ヒジャブのプリンセス”がメドベージェワに憧れる理由
ユニバーシアードの冬季大会(ロシア・クラスノヤルスク)のフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)は8日に行われる。日本から三原舞依(シスメックス)、竹野比奈(福岡大)が出場する大会において、現地ロシアで話題を集めているのは、UAEから初めて出場するザーラ・ラリだ。イスラム教徒の女性が髪を隠すために使うヒジャブを着用して演技する24歳は、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)に憧れを持っているという。
冬季ユニバーシアードにUAE初出場、ザーラ・ラリに集まる注目
ユニバーシアードの冬季大会(ロシア・クラスノヤルスク)のフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)は8日に行われる。日本から三原舞依(シスメックス)、竹野比奈(福岡大)が出場する大会において、現地ロシアで話題を集めているのは、UAEから初めて出場するザーラ・ラリだ。イスラム教徒の女性が髪を隠すために使うヒジャブを着用して演技する24歳は、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)に憧れを持っているという。
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UAEからユニバーシアード冬季大会に参加するラリのインタビューを掲載しているのは、ロシアメディア「RTナルースカム」だった。記事によると、ラリは「もちろん、私はここで演技することを誇りに思います。私はUAEにおいて、こういう冬の大会に出場する初めての選手です。通常、私の国では夏の競技に参加しますから」と明かしているという。
開催地のクラスノヤルスクについては「寒いです」と漏らしつつも「とても素晴らしい雰囲気です」と続けている。さらに「私の国を代表する最初のフィギュアスケーターになり、そしてヒジャブを被って演技する最初の選手になります」と話したといい、自身の置かれた状況を見つめ、UAEの冬季種目における環境についても触れている。
母国ではアブダビに唯一リンクが存在するというが、アイスホッケーで使用されているため、練習場所の確保にも苦労することを、記事では伝えている。同国の歴史を作る新たな挑戦となるが、今大会ではどこに目標を置いているのか。
「以前の成績を上回るため、できるだけ良い形で自分のプログラムを滑り切ることです。将来、22年の北京五輪に参加できるよう頑張ります」