なぜ、川口能活が“普通の会社員”にサッカーを教えたのか 異色の試みの狙いは…
川口氏「与えてもらうのではなく、自分からスポーツを楽しむ意識が大事」
最後は参加者とのPK対決も行い、現役時代さながらの動きで参加者を沸かせた川口氏は「皆さん、動きのクオリティが高くて驚きました。自分も父として子供を育てる立場ですが、(同じ世代で)スポーツを楽しんでいる様子はもちろん、凄くハードワークされて、一生懸命にプレーする姿に勇気をもらい、感動もしました」と教室を振り返った。
スポーツくじの企画による「GROWING教室」はこの日で2回目で昨年6月にラグビー前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏が沖縄の高校生約50人を対象にラグビー教室を実施。スポーツくじは様々な形でスポーツ振興に役立てられ、川口氏も「スタジアム、体育館、様々な地域にスポーツができる環境が増えている」と意義を感じている。
この日は生涯スポーツという観点から価値のあるイベントだった。「スポーツを身近に、日常的にすること。与えてもらうのではなく、自分たちからスポーツを楽しみ、健康を作っていく意識が大事。そうすることで日本のスポーツのレベルも上がっていく。ぜひ、楽しんでほしい」と川口氏は語り、スポーツ文化のさらなる発展に願いを込めた。
(THE ANSWER編集部)