ザギトワ、直近不振も… 露メディアが世界選手権Vを期待する“2つの理由”とは
フィギュアスケートの世界選手権は埼玉を舞台にして、18日から行われる。女子で日本の最大のライバルとなるのが、ロシア勢だ。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ、同銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ、欧州選手権女王のソフィア・サモドゥロワが出場する。ロシアメディアは早くも大会を展望。直近3大会で優勝を逃しているザギトワについて復活を予想する“2つの理由”を挙げている。
世界一決定戦まで2週間、日本勢のライバルとなる五輪女王を母国紙展望
フィギュアスケートの世界選手権は埼玉を舞台にして、18日から行われる。女子で日本の最大のライバルとなるのが、ロシア勢だ。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ、同銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ、欧州選手権女王のソフィア・サモドゥロワが出場する。ロシアメディアは早くも大会を展望。直近3大会で優勝を逃しているザギトワについて復活を予想する“2つの理由”を挙げている。
注目の世界女王決定戦まで2週間。早くも大会を占っているのは、ロシア紙「ガゼッタ・ロシア」だった。なかでも、筆頭に取り上げているのが、ザギトワだ。記事では、五輪女王にとって世界選手権が唯一、手に入れていない主要タイトルとし、昨年は5位となり、試合後に涙したことを紹介。今季についてはGPシリーズ2連勝以降、勝利から遠ざかり、GPファイナルは紀平梨花(関大KFSC)に敗れて2位、ロシア選手権はジュニア勢に表彰台独占を許して5位に終わったことについても触れている。
さらに、年明けの欧州選手権も同じロシアのサモドゥロワに15点差で後塵を拝し、2位となったことで専門家らから批判の波が押し寄せたと伝えている。記事では「彼らは彼女が勝てなくなった2つの大きな理由を選び抜いた」と国内における不振を探る論調を紹介。1つ目については「疲労から最適なコンディションを次第に失った」とした上で、「彼女は休む間もないくらい詰まったスケジュールの中、試合や練習をしていたため、体力の回復する時間がなかった」との声が上がっているという。
そして、2つ目は「急激な成長」を挙げている。この1年間で顕著に身長と体重が増えたとし、「これは専門家だけでなく、自分の教え子が練習でジャンプを跳ぶ前に体を温めるのに30分以上、時間が必要だと語っていたエテリ・トゥトベリーゼ氏本人も指摘していた」と紹介。この2点が思わぬ苦戦を強いられた背景として取り上げられている。ただ、こうした要素がありながら「サイタマでザギトワの成功を期待する理由がある」と続け、直近不振であっても好結果を残す2つの要因を挙げている。