-7.8度の悲劇!? 白銀ピッチの“米史上最も寒いOG”に騒然「脳まで凍ってしまう」
米メジャーリーグサッカー(MLS)で“史上最も寒い寒いオウンゴール”が生まれた。実に-7.8度。雪の中で戦った白銀のピッチでクロスに反応しきれず、味方のゴールネットを揺らす結果に。米メディアが動画付きで実際のシーンを紹介し、「彼らは脳まで凍ってしまう」などと同情を誘っている。
MLS史上最も寒い試合で悲劇、米ファン同情「コロラドの3月にようこそ」
米メジャーリーグサッカー(MLS)で“史上最も寒い寒いオウンゴール”が生まれた。実に-7.8度。雪の中で戦った白銀のピッチでクロスに反応しきれず、味方のゴールネットを揺らす結果に。米メディアが動画付きで実際のシーンを紹介し、「彼らは脳まで凍ってしまう」などと同情を誘っている。
身も心も寒かったに違いない。なんとも“寒いオンゴール”が生まれてしまったのは、2日の開幕戦ラピッズ―ティンバーズ戦だった。ラピッズの本拠地コロラドを舞台に行われた一戦、選手たちを包んだのは降りしきる雪だった。ピッチは白く染まり、整備されたラインがうっすらと見える程度。そんな白銀の世界で悲劇は生まれた。
2-2で迎えた後半21分。右サイドから攻め上がったティンバーズが鋭くグラウンダーのクロスを入れる。これにラピッズのデクラン・ウィンが反応。しかし、足場も足場だ。一瞬、反応が遅れたのか、伸ばした左足に当たったボールはタッチラインではなく、味方のゴールに転がり、ネットを揺らしてしまった。
騒然としたスタジアム。当のウィンは雪の上に力なく倒れ込んだ。実際のシーンを米スポーツ専門局「ESPN」公式ツイッターが動画付きで公開。目の当たりにした米ファンも「コロラドの3月にようこそ」「冷静なフィニッシュだ」「雪の中でサッカーを見るのは奇妙な感じだ」「彼らは脳まで凍ってしまう」「誰も気にしないよ」と反響を呼んでいた。
試合をレポートした地元紙「ザ・オレゴニアン」によると、MLS史上最も寒い中で行われた試合だったという。「キックオフ時点で華氏18度(摂氏-7.8度)を記録していた」と極寒ぶりをレポートしている。同じ春秋制を取っているJリーグでも到底お目にかかれない光景。試合はその後、ラピッズが追いつき、3-3に引き分けたことがせめてもの救いだった。
(THE ANSWER編集部)