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日本で出会った6歳少年が…車いす生活から5年、札幌で再会ジェイソン・ブラウンを感激させた秘話「僕のヒーローだ」

感動の再会を果たした2人。葵くん(右)の手にはブラウンからもらったぬいぐるみがあった【写真:DMHC提供】
感動の再会を果たした2人。葵くん(右)の手にはブラウンからもらったぬいぐるみがあった【写真:DMHC提供】

来年の五輪までに26ハウスを訪問予定「原動力になります」

 ブラウンはマクドナルド・ハウスの支援を11年間も継続している。理由の一つがハウスのコンセプト「Keeping families close~どんな時でも家族が一緒にいられるように~」に共感したから。「困難な時に家族の強さがとても重要で、スポーツでも大変な時に家族のチカラがとても重要」。自身も身近な存在の支えがあってここまでスケートを続けられた。

「多くのハウスを訪問して、実際に子どもたちや家族と話すたびに心揺さぶられる。負担を減らすだけではなく家族同士で交流したり、孤独じゃないスペースをつくったり、ミールプログラム(ハウス滞在中の家族のために食事を作るボランティア活動)などの様々な企画があり、大変な状況にいる人々にとって素晴らしい場所であると感じます」

 葵くんのようにブラウンから元気や勇気を与えられ、成長に繋げている子供たちがいる。逆に、大会のたびに開催地付近のハウスを訪問するブラウンも大きなエネルギーを得ている。来年のミラノ・コルティナ五輪までに26ハウスを訪問予定。寄附やミールプログラム参加のほか、SNSなどでも発信を続ける。

「成績が振るわないこと、大変なこともありますが、ファミリーのストーリーなどを聞いて心が揺さぶられるし、元気をもらえるし、地域社会もボランティアさんも熱意をもってサポートしているところを見ることが力になるし、原動力になります。

 病気と立ち向かうことは大変だと思いますが、病気じゃない私たちも大変なことがたくさんあります。そこに立ち向かう力や勇気を、お子さんとご家族を見て得ることができます」

 親日家として知られ、羽生結弦ら名スケーターともトレーニングをともにしてきた経験豊富な30歳。今回の滞在で、かけがえのない思い出をまた一つ作っていた。

(THE ANSWER編集部)


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