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女子ゴルフV争い演じた19歳2人がそろって涙 ともに外した勝負のパット「この悔しさを笑顔に…」

女子ゴルフの国内ツアー、富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日が13日、埼玉・石坂GC(6585ヤード、パー72)で行われた。3位で出た19歳新人・中村心(ヤマエグループHD)は4バーディー、2ボギーの70で回り通算9アンダー。プレーオフにもつれ、1ホール目のボギーで2位に終わった。首位で出た同じく19歳新人の入谷響(加賀電子)は2バーディー、3ボギーの73で8アンダーの4位。ともに最終18番で「勝負のパット」を外し、涙した。

富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日に出場した中村心と入谷響(右)【写真:Getty Images】
富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日に出場した中村心と入谷響(右)【写真:Getty Images】

富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日

 女子ゴルフの国内ツアー、富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日が13日、埼玉・石坂GC(6585ヤード、パー72)で行われた。3位で出た19歳新人・中村心(ヤマエグループHD)は4バーディー、2ボギーの70で回り通算9アンダー。プレーオフにもつれ、1ホール目のボギーで2位に終わった。首位で出た同じく19歳新人の入谷響(加賀電子)は2バーディー、3ボギーの73で8アンダーの4位。ともに最終18番で「勝負のパット」を外し、涙した。

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 泣いていた中村と顔を合わせると、我慢していた入谷も感極まった。ともに2005年度生まれの19歳で、男子ツアー通算48勝の中嶋常幸が主宰するトミーアカデミーの門下生。前日の第2ラウンド終了後は「負けたくない」と口にしたが、この日は悔しさを共有した。

 中村は12、13番の連続バーディーで単独首位に立ち、2位に2打差をつけていた。最終18番パー4はピン左10メートルに2オン。2パットで優勝だったが、2メートルのパーパットはカップに蹴られた。安田祐香、河本結とのPO1ホール目も80センチのパーパットを外して脱落。安田が4ホール目で制した。中村はギャラリーからの「よく頑張った」の声に笑み返したが、取材陣の前で涙をポロポロと流した。

「悔しいです。(最後のパットは) 思っていた以上に緊張していて、よくわからなかったです」

 正規のラウンドでは「リーダーボードを見ないようにしていた」と明かした。

「結構カメラの方がいたので『いい位置にいるんだろうな』と把握していました。パーパットを打つ前にキャディーさんから『外れてもプレーオフだから大丈夫だよ』と聞いて、『今、トップなんだな』とわかりました」

 ただ、初の優勝争いには「楽しかったです。キャディーさんがいてくれてすごい心強かったので、気持ちよくスイングできました。ツアーで『戦えるな』という気はしました」と充実感を口にした。

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