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井上尚弥「自信しかない」 スパー相手に2階級上日本人を指名、陣営も太鼓判「絶好調です!」

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が12日、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われる5月4日(日本時間5日)のWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向け、神奈川・横浜市内の所属ジムでスパーリングを行った。パートナーに本人選手を指名し、大橋秀行会長も太鼓判。興行はPrime Videoで独占生配信。戦績は32歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。

スパーリングを行った井上尚弥(左)【写真:大橋ジム提供】
スパーリングを行った井上尚弥(左)【写真:大橋ジム提供】

井上尚弥がスパーリング

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が12日、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われる5月4日(日本時間5日)のWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向け、神奈川・横浜市内の所属ジムでスパーリングを行った。パートナーに日本人選手を指名し、大橋秀行会長も太鼓判。興行はPrime Videoで独占生配信。戦績は32歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。

 大橋ジムは井上のスパーについて中間報告。日本スーパーフェザー級2位の砂川隆祐(沖縄ワールドリング)と6回のスパーで調整したという。大橋秀行会長が「絶好調です!」と太鼓判を押す内容。海外開催は5度目、2021年6月以来3度目の本場ラスベガスでの試合に向け、井上は発表を通じて以下のコメントを寄せた。

――スパーリング相手は2階級上の砂川。先週、力石政法のパートナーを務めた砂川を自ら指名した。

「カルデナス選手自体が正統派で、日本人でも多いようなスタイルだと思った。海外から呼ぶよりは自分で見て選んだ方がイメージしやすいかなと思って」

――今月は石井渡士也、砂川と日本人パートナーだった。

「海外から呼んで『あれ、意外と違ったな』というパターンが多いから。イメージできそうな相手ということで選びました」

――今後のスパーリング日程は。

「来週は2回やって、再来週も2回やってから出発ですね。そこで国内のスパーは上がり。米国では拓真(弟)、浩樹(いとこ)とマスボクシングしていく感じですね」

――調整は順調に見える。

「見ての通りというか、すごく良く仕上がっていますね。スーパーバンタム級でも次が6戦目で、自分の体と向き合いながら良いコンディションというものがすごくわかってきた。バンタム級の最後はウェートもきつくなっていて、減量を意識するトレーニングも多くなってしまっていた。

 最後の方がしんどくて動かない、というのがありながら過ごす時期もあったので。スーパーバンタム級では最後まで試合のためのトレーニングができる階級。次が6試合目で、疲れを抜きながらのコンディションづくり、追い込みながらというのが本当に実感してできるなとようやく感じてきた」

――タイミング的にも一番良いラスベガス再上陸となった。

「そうですね。なのでラスベガスの試合は自信しかない」

――アウェーで長距離移動もある。調整スケジュールを前倒しした部分はあるか。

「それはないですね。あとは日本での試合が続いていたから、ラスベガスでやれることが約4年ぶりで、新鮮さ、楽しさがある。環境が変わり、時差とか食事面とか、そういうマイナス面だけでなく、プラス面として気分が上がる。本当に楽しみではありますね」

――バンタム級の2団体統一王者時代の約4年前とは立場が違うラスベガスになる。

「立場、あとは注目度が違うというところかなと」

――減量は。

「もう気にかけるほどではないと思っている。問題ないですね」

(THE ANSWER編集部)


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