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「相手は泥臭い。だから敬意を」 40歳元同僚ボクサーをTKO、互いに後がない豊嶋亮太の2階級制覇

ボクシングの日本スーパーウェルター級(69.8キロ以下)タイトルマッチ10回戦が8日、東京・後楽園ホールで行われ、同級1位・豊嶋亮太(帝拳)が王者・出田裕一(三迫)に4回2分11秒TKO勝ちした。王座奪取に成功し、ウェルター級に続く日本2階級制覇を達成。背水の陣でリングに上がっていた。出田は4度目の防衛に失敗。戦績は29歳の豊嶋が21勝(12KO)3敗1分、40歳の出田が19勝(10KO)17敗1分。

日本スーパーウェルター級タイトルマッチで勝利し、カメラに向かってポーズをとる豊嶋亮太【写真:澤田直人】
日本スーパーウェルター級タイトルマッチで勝利し、カメラに向かってポーズをとる豊嶋亮太【写真:澤田直人】

日本スーパーウェルター級タイトルマッチ

 ボクシングの日本スーパーウェルター級(69.8キロ以下)タイトルマッチ10回戦が8日、東京・後楽園ホールで行われ、同級1位・豊嶋亮太(帝拳)が王者・出田裕一(三迫)に4回2分11秒TKO勝ちした。王座奪取に成功し、ウェルター級に続く日本2階級制覇を達成。背水の陣でリングに上がっていた。出田は4度目の防衛に失敗。戦績は29歳の豊嶋が21勝(12KO)3敗1分、40歳の出田が19勝(10KO)17敗1分。

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 初回から豊嶋の強打が鈍い音を響かせた。フィジカルで押し、圧力をかけながらパンチを浴びせる展開。「出田!」コールが響く中、3回はフック、アッパー、ボディーを打ち分けた。さらに左右のフック5連打でペースアップ。決着は4回だ。ロープ際で猛ラッシュ。耐える相手に右ストレートを効かせた後、連打でレフェリーストップを呼び込んだ。

奪ったベルトを膝に置き、取材に応じた豊嶋【写真:浜田洋平】
奪ったベルトを膝に置き、取材に応じた豊嶋【写真:浜田洋平】

 新王者として勝ち名乗りを受け「ありがとうございまーす!」と絶叫。「やる前から出田選手も気持ち勝負になるとのことだった。技術だけじゃ勝てない。気持ちも大事。新たな道に進むため、王者になるために気持ちでいった」と気迫を出した。

「得意のフィジカル勝負で行ってやれることをやった。あえて押し合って相手がどれだけできるか測りました。みんなは(好機で)いつも行き切れないと思っているので『行ってやろう!』と。本当は今日で終わるくらいの気持ち。ここで獲れなきゃ再スタートができないくらい。後がないのは相手と一緒だった」

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