バドミントン元日本代表・上田拓馬らも… ロンドン銀「フジカキ」ら引退選手に花束
バドミントンの国内最高峰リーグ「S/Jリーグ2018」は、17日に最終日を迎え、男子はトナミ運輸が3連覇、女子は再春館製薬所が2年ぶり2回目の優勝を飾った。試合終了後の表彰式において、今季で現役を引退する選手が発表され、最終日の試合に参加した選手たちに慰労の花束が贈呈された。
リーグ戦が終了、フジカキ以外にも上田、鈴木らが現役引退を発表
バドミントンの国内最高峰リーグ「S/Jリーグ2018」は、17日に最終日を迎え、男子はトナミ運輸が3連覇、女子は再春館製薬所が2年ぶり2回目の優勝を飾った。試合終了後の表彰式において、今季で現役を引退する選手が発表され、最終日の試合に参加した選手たちに慰労の花束が贈呈された。
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すでに今季限りでの引退を表明していた2012年ロンドン五輪の銀メダリスト、藤井瑞希、垣岩令佳(再春館製薬所)のほかに、2014年に男子の国際団体戦「トマスカップ」で日本の初優勝に貢献した上田拓馬(日本ユニシス)、元日本代表の鈴木温子(ヨネックス)らも引退。引退選手を代表して上田が挨拶を行った。男女の決勝戦が行われたサイデン化学アリーナで引退が発表された選手は以下のとおり。
<引退発表選手>
上田拓馬(日本ユニシス)
藤井琢人(NTT東日本)
内藤浩司(日立情報通信)
垣岩令佳(再春館製薬所)
藤井瑞希(再春館製薬所)
鈴木温子(ヨネックス)
以下、上田の挨拶全文。
「皆さん、こんばんは。日本ユニシスの上田拓馬です。引退選手を代表して、挨拶をさせていただきたいと思います。
私は、中学、高校(※埼玉栄中・高)の6年間を、ここ埼玉で過ごしました。その埼玉で現役選手としての最期を迎えられることを非常に嬉しく思います。
私は、小学3年生のときに、バドミントンを始めました。当時の私はサッカーが大好きで、まさか自分がバドミントンの実業団に所属し、日本のトップリーグでプレーするとは思ってもいませんでした。転機は、埼玉栄中への入学で、サッカーを辞め、バドミントン部に入り、本気で強くなろうと思えた瞬間でした。そんなときに埼玉で行われた日本リーグの試合を観に行きました。そのときに試合をしていたのが、現在、私が所属している日本ユニシスでした。
初めて日本リーグの試合を観に行った私は、あっという間に日本ユニシスのファンになりました。そして、いつか自分も日本ユニシスでプレーしたいと思うようになりました。(早稲田)大学卒業後に日本ユニシスへの入社が決まり、憧れのチームでプレーすることができるようになりました。
入社後は、たくさんの試合に出ましたが、この日本リーグ、(日本リーグの後継リーグである)S/Jリーグは、僕の中で(個人戦ではなく団体戦で)チームとして戦える特別な大会でした。特別な思いがある分、苦い思い出もたくさんありますが、それ以上に喜びや感動といった記憶が今でも心に強く刻まれています。
私は、バドミントンを通して、素晴らしい仲間と出会い、素晴らしい指導者と出会い、ここまで成長することができました。また、今まで応援して下さったファンの皆様にも本当に感謝しています。そして、日本ユニシスの社長をはじめ、社員の皆様、チームのスタッフ、仲間に支えられて、今日、この日を迎えることができました。本当にありがとうございました。最後に、今まで近くで支えてくれた家族。長い間、本当にありがとう。
ここにいる選手の皆さん、これからも日本のバドミントンを盛り上げていってください。本当に長い間、ありがとうございました」
※カッコ内は補足
(平野 貴也 / Takaya Hirano)