「まさか優勝できるとは…」 フクヒロら離脱の再春館が優勝、「フジカキ」は有終の美
主力選手や指導スタッフの移籍が相次いだ混乱の中から、這い上がった。バドミントンの国内最高峰リーグ「S/Jリーグ2018」は17日にサイデン化学アリーナで最終日を迎え、女子は再春館製薬所が2-1で日本ユニシスを破り、2年ぶり2度目の優勝を飾った。
フクヒロら選手、スタッフの移籍相次ぐも、残った戦力で頂点に
主力選手や指導スタッフの移籍が相次いだ混乱の中から、這い上がった。バドミントンの国内最高峰リーグ「S/Jリーグ2018」は17日にサイデン化学アリーナで最終日を迎え、女子は再春館製薬所が2-1で日本ユニシスを破り、2年ぶり2度目の優勝を飾った。
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再春館は、昨年に女子ダブルス世界ランク1位の福島由紀、廣田彩花組(現、岐阜トリッキーパンダース)ら選手、スタッフの移籍が相次ぎ、大幅な戦力ダウンを強いられていただけに、主将の峰歩美も「まさか優勝できるとは……という感じがすごく強い」と驚く躍進だった。
今大会は、シングルスのエースである山口茜がダブルスを戦ったり、急きょエースダブルスとなった志田千陽、松山奈未組がリーグ全勝を飾ったりと残された戦力をフル活用。決勝戦では、山口がシングルスで勝つことを信じて志田、松山組を第2ダブルスに回したオーダーが奏功し、第1ダブルスは敗れたが、シングルスと第2ダブルスを制して逆転勝利を収めた。
チームを率いた池田雄一監督は、感涙。「スタッフも減って、私も山田和司コーチも若いが、素晴らしい選手はいるというチーム。自分に何ができるか不安だったけど、少しずつみんなが自立していって、みんなで支え合いながら、頑張って来られた。大変で、不安の中で選手が頑張ってくれて優勝できたので、心が緩んで涙が出てしまった」と1年を通じて成長した姿を見せた選手たちを労った。