「年間最優秀成長選手」にノミネート、授賞式は18日にモナコで開催

「ローレウス世界スポーツ賞」の授賞式が18日、モナコで行われる。「スポーツ界のアカデミー賞」と呼ばれる権威ある栄誉で、女子テニスの世界ランク1位・大坂なおみ（日清食品）が日本人史上初受賞の本命に浮上しているという。海外メディアが報じている。

「モナコで行われる2019年のローレウス世界スポーツ賞でナオミ・オオサカとクロエ・キムが最有力候補」と特集したのは、香港の英字紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」だった。グランドスラム2大会連続優勝でテニス界でアジア勢初となる世界ランク1位に輝いた大坂は「年間最優秀成長選手」の候補6選手の1人に選出されている。

　ツールドフランス優勝のゲラント・トーマス（英国）、女子レーシングライダー世界王者のアナ・カラスコ（スペイン）、陸上欧州選手権男子1500＆5000メートル2冠のヤコブ・インゲブリクトセン（ノルウェー）、アルペンスキー女子のソフィア・ゴッジャ（イタリア）、陸上女子短距離のブリアナ・ウィリアムス（ジャマイカ）という各界の新星とともに選出されたが、大坂は大本命と評価されている。

　「日本の世界ナンバーワンのテニス界のスター、ナオミ・オオサカは年間最優秀成長選手のカテゴリーで受賞の先頭にいる。グランドスラム連続優勝者の優勝オッズは掛け金と同額な状況だ」と言及。海外のブックメーカーの受賞オッズを紹介し、大坂は1.72倍という鉄板オッズに設定されていると紹介している。