スポンサー9社抱える女子ゴルフ新人、目指すは稲見&岩井姉妹の「成功例」 24歳青木香奈子の推薦続々決定
女子ゴルフでルーキーながら9社のスポンサーがついた青木香奈子(マイナビ)が、今季のスケジュールを見直していることが31日、分かった。プロデビュー戦だった国内ツアーのVポイント×SMBCレディスで13位、続くアクサレディスも予選通過して50位。現在、暫定リランキングは15位につけている。今季、青木はステップ・アップ・ツアーが主戦場の予定だったが、その人気からレギュラーツアーの推薦出場試合が続々と決定している状況。この流れに乗り、リランキングでツアー後半戦の出場権獲得を目差す。

2戦連続予選通過で暫定リランキング15位
女子ゴルフでルーキーながら9社のスポンサーがついた青木香奈子(マイナビ)が、今季のスケジュールを見直していることが31日、分かった。プロデビュー戦だった国内ツアーのVポイント×SMBCレディスで13位、続くアクサレディスも予選通過して50位。現在、暫定リランキングは15位につけている。今季、青木はステップ・アップ・ツアーが主戦場の予定だったが、その人気からレギュラーツアーの推薦出場試合が続々と決定している状況。この流れに乗り、リランキングでツアー後半戦の出場権獲得を目差す。
宮崎県出身の24歳・青木は30日、インスタグラムを更新し、地元開催のアクサレディスに出場できたことへの感謝を記した。
「地元・宮崎で開催された念願のUMKカントリークラブでの試合。たくさんの応援をいただき、本当にありがとうございました 推薦という形でこの舞台に立たせていただいたこと、そして毎日たくさんの声援を送ってくださった皆さまに心から感謝しています」
50位という結果には満足しておらず「悔しさの残る順位でした。でも、自分の課題はとても明確になったので、次に向けてしっかり修正していきます」と宣言した。
ただ、ルーキーながらデビュー戦から2戦連続の予選通過は健闘に値する。既に28.96ポイントを獲得し、暫定リランキングで15位につけた。
リランキングは昨年のQT(ツアー予選会)で結果を残せなかった選手も挽回できる制度。QT134位だった青木にとっては、ビッグチャンスの状況にある。1回目のリランキングは、今季14試合目で6月開催のニチレイレディス終了時に実施。今後は、そこまでに主催者推薦出場を重ね、暫定リランキングの順位を40位以内につけておけば、後半戦のツアー出場への道が開ける。
関係者への取材によると、青木は4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンには主催者推薦選考会に出場。その他、同月のKKT杯バンテリンレディス、5月のリゾートトラストレディスへの出場は決定しているという。
主催者推薦出場は年間8試合までだが、青木は既に4試合が確定(うち2試合は出場済み)。富士フイルム・スタジオアリス女子オープンの選考会に通過すれば、5試合出場になるが、関係者は「その他にも内定している試合があります」と話している。過去には、ルーキーイヤーで稲見萌寧、岩井明愛、岩井千怜らが、前半戦に推薦出場を重ねてポイント獲得→後半戦出場→シード権獲得を実現しており、青木も「リランキングに食い込めるように少しでも順位を上げていきたい」と話している。
青木は昨年11月、6度目の挑戦でプロテストに合格。その華やかさなどから9社のスポンサーがつき、インスタグラムのフォロワーは当時の5万人から7.8万人に急増している。ツアー会場でも「アオカナ頑張れ」「ずっと見たい選手」の声が上がっており、青木は今、プロとして知名度と実力アップの好機にある。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)