「私ってどこまでやれるのだろう」 20年連続の競泳日本選手権で3冠、34歳鈴木聡美を支えた「休まない」の選択肢
初のメダル獲得へ、鈴木聡美(34=ミキハウス)が世界選手権に臨む。日本水泳連盟は24日、都内で世界選手権(7月、シンガポール)に臨む競泳日本代表34人を発表。12年ロンドン五輪メダリストの鈴木は13年ぶりの「世界メダル」獲得を目標に掲げた。

競泳世界選手権・日本代表発表
初のメダル獲得へ、鈴木聡美(34=ミキハウス)が世界選手権に臨む。日本水泳連盟は24日、都内で世界選手権(7月、シンガポール)に臨む競泳日本代表34人を発表。12年ロンドン五輪メダリストの鈴木は13年ぶりの「世界メダル」獲得を目標に掲げた。
都内で行われた代表発表会見に出席した鈴木は、力強く抱負を口にした。「全種目で自己ベストを更新して決勝進出が目標。メダルを獲得を目指して頑張りたい」。前日までの日本選手権で自信を深めた。「私って、どこまでやれるのだろうっていう手ごたえを感じられる大会でした」と言って笑顔を見せた。
前日まで行われた第100回の日本選手権では、50、100、200メートルの平泳ぎ全種目で優勝した。五輪開催年は五輪で実施しない50メートル種目がないということもあって、3冠獲得は2011年の第87回大会以来14年ぶり、13大会ぶりという快挙だった。
実は10年に続いて2度目の3冠に輝いた11年の大会は、正式には日本選手権ではない。直前に起きた東日本大震災の影響で、4月に東京で予定されていた大会は中止。浜松市に会場を移して行われた「代表選考会」を、日本水連は便宜上「日本選手権の記録」として扱っているのだ。そんな歴史的な背景まで語られるほど、長い月日を経て達成された鈴木の記録は驚異的というわけだ。
競泳に限らず長くトップレベルで活躍する選手の中には「休養」をとりながら競技を続ける選手も多い。怪我など体調面から休む場合もあるだろう。心身のリフレッシュのためにコーチを変えたり、拠点を移したり、種目を絞るなど変化を求める選手もいる。長期的な視野でゴール(五輪)までの道筋を組み立てるのは珍しくない。
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