女子ゴルフ“1浪”したアマ2冠・19歳の中村心が8位発進 柳田悠岐との自主トレで得た学び「すごい量だった」
女子ゴルフの国内ツアー・Vポイント×SMBCレディス第1日が21日、千葉・紫CCすみれC(6668ヤード、パー72)で行われた。プロデビュー戦の中村心(ヤマエグループHD)は4バーディー、3ボギーの71で回って1アンダーとし、首位で5アンダーの青木瀬令奈に4打差の8位につけた。高3で日本ジュニア優勝、日本女子オープンロ―アマの2冠も最終プロテストは不合格。昨年11月、2度目で合格を果たした。今年1月には、ソフトバンクの柳田悠岐外野手らの自主トレに参加してパワーアップ。遠回りした19歳の大器がデビュー戦優勝を狙っていく。

Vポイント×SMBCレディス第1日
女子ゴルフの国内ツアー・Vポイント×SMBCレディス第1日が21日、千葉・紫CCすみれC(6668ヤード、パー72)で行われた。プロデビュー戦の中村心(ヤマエグループHD)は4バーディー、3ボギーの71で回って1アンダーとし、首位で5アンダーの青木瀬令奈に4打差の8位につけた。高3で日本ジュニア優勝、日本女子オープンローアマの2冠も最終プロテストは不合格。昨年11月、2度目で合格を果たした。今年1月には、ソフトバンクの柳田悠岐外野手らの自主トレに参加してパワーアップ。遠回りした19歳の大器がデビュー戦優勝を狙っていく。
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最終18番パー5。中村は2メートル下りのパーパットを残した。
「私はフックだと思いましたが、キャディーさんが『時々、スライスする』って言うんです。なので、真っすぐ打ちました(笑)。それで外れたら仕方ないと思って」
心を決めてのストローク。ボールはカップの真ん中から入り、安堵の笑みをこぼした。
「こうしてプロとして試合に出られることができるようになったので、『絶対にアンダーで上がりたい』と思っていました。うれしかったです」
2024年11月の最終プロテスト。中村はアマチュア2冠に輝きながら、不合格に終わった。周囲、本人ともに予想外の結果だった。
「そこからは、何をやってもうまくいなかくて苦しいばかりの日々でした。でも、ゴルフはやらないといけない。笑顔もなくなりました」
窮地を救ったのは、師事する男子ツアー通算48勝の中嶋常幸だった。「自分が気持ちいいスイングをして、そこからスイング作りを意識したらいい」。アドバイス通りにすると、迷いが消えて本来のドローボールがよみがえり、2度目のプロテストで合格をつかんだ。