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「拳四朗選手はやっぱり最強」 激闘で王座陥落→病院直行、ユーリ阿久井政悟が一夜明け会見「ストップに異論はない」進退は保留

ボクシングの前WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が14日、王座統一戦から一夜明け、都内で会見した。前夜は東京・両国国技館でWBC王者・寺地拳四朗(BMB)に12回1分31秒TKO負け。王座陥落し、試合後はカットした口元の治療で病院に直行したため、取材に応じられず。この日は激闘を振り返り、進退は保留した。

王座統一戦から一夜明け、会見に出席したユーリ阿久井政悟【写真:浜田洋平】
王座統一戦から一夜明け、会見に出席したユーリ阿久井政悟【写真:浜田洋平】

トリプル世界戦から一夜明けて会見

 ボクシングの前WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が14日、王座統一戦から一夜明け、都内で会見した。前夜は東京・両国国技館でWBC王者・寺地拳四朗(BMB)に12回1分31秒TKO負け。王座陥落し、試合後はカットした口元の治療で病院に直行したため、取材に応じられず。この日は激闘を振り返り、進退は保留した。

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 阿久井は傷だらけの顔をサングラスで隠して登場した。腫れ上がった顔で「病院に行って治療で縫って、4時くらいに帰りましたね。少し休みました。映像で軽く見ました。調子がよかったし、昨日だけ拳四朗選手を上回ってやろうという気持ちで初回から全力で行ったけど、最後良いのをくらっちゃいましたね」と振り返った。

 試合は激しい打撃戦だった。互いに有効打を浴びせ、最終12回に寺地が猛ラッシュ。阿久井がふらついたところでレフェリーストップとなった。「最後まで狙っていたけど、打たれていたので。ストップに異論はないです。とにかく無事にリングを下りられたのがデカい。ストップに関して何も言うことはないです」と潔く受け入れた。

 リングを下りる際は大粒の涙。「前回の試合から統一戦に向けてずっと走ってきて、これで負けたら仕方ないなというくらいつくってきた。それで及ばずにあんな感じになりました」と説明し、6月に第3子を出産予定の妻と連絡をとり「とりあえず無事に自分の足でリングを下りてくれてよかったと言われました」と明かした。

 勝敗を分けたポイントには「経験と引き出し。最後まで行ききる気持ちとスタミナ、根性が凄かった」と寺地を称賛。「自分も試合前に100%の力をぶつければ勝てると思ったけど、最後まで持たせることができず、そこで上回られたのが勝負をわけた。拳四朗選手はやっぱり最強の存在ですね」とした。

 今後については「今後はわからないけど、とりあえずゆっくりして考えたい。とりあえず家族との時間を大事にしたい」と進退を保留。試合前はスーパーフライ級転向も示唆していたが、「それも含めて今後考えたい」とし、同じく階級を上げるつもりの寺地と再戦については「機会があれば(笑)。楽しい気持ちはあったのでもう一回やりたい気持ちはある」と話すにとどめた。

(THE ANSWER編集部)


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