ユーリ阿久井政悟、病院直行で会見欠席 口元カットで3cm以上縫う必要…寺地拳四朗との12R激闘の色濃い代償
ボクシングの世界フライ級(50.8キロ以下)王座統一戦が13日、東京・両国国技館で行われ、WBC王者・寺地拳四朗(BMB)がWBA王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に12回1分31秒TKO勝ち。3度目の日本人同士による複数団体の世界王座統一戦で寺地は井上尚弥に次ぐ日本人2人目となる2階級目の王座統一が懸かっていた。阿久井は3度目の防衛戦だった。

トリプル世界戦
ボクシングの世界フライ級(50.8キロ以下)王座統一戦が13日、東京・両国国技館で行われ、WBC王者・寺地拳四朗(BMB)がWBA王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に12回1分31秒TKO勝ち。3度目の日本人同士による複数団体の世界王座統一戦で寺地は井上尚弥に次ぐ日本人2人目となる2階級目の王座統一が懸かっていた。阿久井は3度目の防衛戦だった。
【PR】日本中長距離の女王・田中希実がTeam Seikoの一員に!「セイコーの理念への共感」が加入を後押し
積極的に手を出す阿久井に、寺地が細かいステップからジャブを返す立ち上がり。3回は阿久井の右ストレートが炸裂。寺地の顔を浮かせ、会場からは「うぉおお!」と歓声が上がった。4回は接近戦での打ち合いに。寺地のワンツーが阿久井の顔面を捉えた。5回、寺地の右がクリーンヒット。阿久井も即座にワンツーで反撃した。6回は距離を詰めて連打の応酬。両者に大きな声援が飛んだ。
7回、寺地のラッシュに阿久井の足が一瞬止まるも、負けじと連打で押し返した。一歩も引かない激しい攻防に場内はどよめき。ラウンド後には喝采が送られた。ジャブで着実に顔面を捉える寺地に、阿久井もコンビネーションを返す。10回には阿久井の左フックが命中した。王者同士の意地のぶつかり合いは最終12回へ。寺地が猛ラッシュをかけると阿久井がふらつき、レフェリーが試合を止めた。
敗れた阿久井は試合後の会見はなし。関係者によると、口元のカットがあり、3センチ以上縫う必要があったため、病院に向かったという。試合後は涙ながらにファンの声援に応えていた阿久井。寺地との激闘は色濃く残ったようだ。
(THE ANSWER編集部)
