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早大出身の世界王者・岩田翔吉が王座陥落 元王者サンティアゴに完敗、0-3判定負けで初防衛失敗

ボクシングのWBO世界ライトフライ級(48.9キロ以下)タイトルマッチが13日、東京・両国国技館で行われ、王者・岩田翔吉(帝拳)が挑戦者の同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)に0-3で判定負け。初防衛はならず、王座陥落となった。戦績は29歳の岩田が14勝(11KO)2敗、32歳のサンティアゴは14勝(9KO)4敗。

レネ・サンティアゴと対戦した岩田翔吉(右)【写真:徳原隆元】
レネ・サンティアゴと対戦した岩田翔吉(右)【写真:徳原隆元】

WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ

 ボクシングのWBO世界ライトフライ級(48.9キロ以下)タイトルマッチが13日、東京・両国国技館で行われ、王者・岩田翔吉(帝拳)が挑戦者の同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)に0-3で判定負け。初防衛はならず、王座陥落となった。戦績は29歳の岩田が14勝(11KO)2敗、32歳のサンティアゴは14勝(9KO)4敗。

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 初回は互いにジャブで探り合いながら、サンティアゴが多くの手数を繰り出す立ち上がり。ボディーストレートなどで積極的に前に出る挑戦者に対し、岩田は右ストレートなどで応戦した。3回は右ボディーでサンティアゴをぐらつかせる場面も。4回もロープ際に追い込み、連打を浴びせた。5回には左フック、右ボディー、左フックのラッシュで観客を沸かせた。

 6、7回はボディーを中心に組み立てる岩田に対し、サンティアゴのワンツーが顔面を捉える場面も。8回は打ち合いの中で互いにパンチをヒットさせた。9回、手数の多い挑戦者に岩田の右フックが炸裂。場内が押せ押せムードに包まれた。しかし、11回には右ストレートを被弾。最終12回、会場から「翔吉コール」が沸き起こる中、最後まで激しく打ち合った。決着は判定へ。0-3で挑戦者に軍配が挙がった。

 岩田は2022年11月に世界初挑戦したが、WBO王者だったジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に0-3の判定でプロ初黒星。再起後は4戦連続KO勝ちを収め、昨年10月に約2年ぶり2度目の世界戦にたどり着いた。引退覚悟で臨み、3回TKOの完勝。早大出身ボクサー初の世界王者に輝いた。

 元世界2階級制覇王者・粟生隆寛トレーナーに師事。駆け引き、リズム変化、構えなど細かい部分を指導された。1月末に母校の立教小学校で講演。今回は同校の児童ら130人を招待した。今後については、かねて対戦実現を巡って因縁があるIBF王者・矢吹正道(LUSH緑)との王座統一戦を熱望していた。

 サンティアゴは元暫定王者。昨年2月にゴンサレスとの団体内統一戦に敗れた。愛称「EL CHULO(エル・チューロ)」は、スペイン語で「イケメン」「モテ男」を意味する。

 同興行では、WBC世界フライ級王者・寺地拳四朗(BMB)とWBA同級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が王座統一戦を行う。WBO同級王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)は同級14位・京口紘人(ワタナベ)と2度目の防衛戦に臨む。

(THE ANSWER編集部)


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